花たむけ月光を得む君の墓   フーザンボー




 秋の彼岸は過ぎましたが、お彼岸の墓参りと月の光とで一句作りました。


 数年前、幼馴染みの女性が亡くなっているのです。

 先日は、川島なお美さんが胆管の癌が原因で亡くなられましたね。

 

 「手向け」は、仏様や死者の霊に花や物を供えることです。この時期お寺には芙蓉、萩、曼珠沙華などの秋の花が美しく咲いていますが、こうして植えられている花にも手向けの意味が込められているのだと思います。


 お彼岸には、お墓を洗ったり花をお供えしたり、お線香を焚きます。昨夜は、そのお墓にも美しい月の光が差しているに違いないと思いました。


 幼馴染みの友と、川島なお美さんのご冥福をお祈りいたします。




                  山顛に月いでて墓たちあがる   山本古瓢



 「山顛」(さんてん)は、山のいただきのことです。



             






















































     前回に掲げた写真と同じものです。リモコンの電池切れで、この一枚しか写せなかったのです。





                                
                                花

                                た

                                む

                                け

                                月

                                光

                                を

                                得

                                む

                                君

                                の

                                墓