花びらを蝶舞ふごとく描きけり


 昨日の「花は蝶に」、「蝶は花に」の続きです。以前、横浜美術館で、花瓶いっぱいに春の草花が活けられ、その花の周囲を蝶々が舞っているという構図の油絵が展示されていて、艶やかな色彩の花々と、今にも飛び出してきそうな蝶々にしばし見入ってしまいました。そのとき、この蝶々は花びらの化身、花びらは蝶々の化身かと、本気で思ったほどです。