よく、
「無理やり勉強させても意味がない」
というニュアンスの言葉を聞きますが、そうお思いになりますか?
私は、
「時と場合による」
と思います。
それでは、ここで一つお尋ねしましょう。
もしお子様にやる気がなく、掛け算九九を全く覚ようとしていなかったら放っておきますか?
多くの方は、
「いや、掛け算九九が出来なかったら将来困るでしょう」
という理由から、一生懸命になって覚えさせるのではないかと思います。
そこにはもう、本人の自主性などというものは考える余地がありません。
そうやって無理やりにでも覚えさせた九九は無意味なものですか?
そんなことはありませんよね。
それによってお子さんはきっと救われると思います。
掛け算九九を例に挙げてお話ししましたが、勉強にはこのように、
「無理やりにでも覚えさせなければどうしようもない」
ということがたくさんあります。
例えば、「宮崎県」という県名やその位置もその中の一つです。
中学受験でいうと、5年生で習う範囲がその、
「無理やりにでも覚えさせなければどうしようもない」
部分に当たります。
なので、ワイズでは、5年生に対してかなり厳しく、いろいろな知識を身につけるように指導していきます。
しかし、6年生は違います。
6年生ではずっとレベルの高い学習をするのです。
例えば、授業中にある生徒が日本の県名と県の位置をわかっていないことが明らかになったとしましょう。
私は、その生徒に、
「白地図をもらいにくればあげるから、それで練習しなさい」
と言います。
しかし、その子がそれをもらいに来なかったらどうするか。
私はもうその子に、再び
「白地図をもらいにおいでよ」
とは言いません。
別に見捨てた訳ではないのです。
そもそもその子には、
「勉強ができるようになりたい!」
という強い気持ちがないのです。
「成績を上げたい!」
「目標校に合格したい!」
と切実に思う気持ちがないのです。
そういう気持ち、つまり、自ら進んで学ぶ気持ちの無い子に、複雑な原理を理解させることはできません。
「なぜそうなるのだろう?」
「どうやったらこの問題が解けるようになるのだろう?」
心からそう思ってこそ、様々な難問が解けるようになるのです。
しかし、小学生でそのような高い意識を持てる子はそう多くはいません。
そういう子たちは、第一志望に合格するのは難しいかもしれません。
しかし、それならそれで良いではありませんか。
「不合格」
という結果をもらって、
「ああ、先生が言っていたのはこういうことだったのか」
と心から思うことができれば、その子は次の機会に頑張るはずです。
全ての人がたった1度の勝負で思う通りの結果を得ることの方がめずらしいことなのだと思われませんか?
合格=成功
不合格=失敗
その気持ちに支配されると、大切なものを見失ってしまう可能性があります。
注意しましょう。
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