今日のテーマは、「フィリピンの魅力はフィリピン人の人柄!」です。ブログでも、大きな可能性を秘めた国フィリピンに進出するにあたって役立つ情報を発信していこうと思っています。
日本から近くて遠い国、フィリピン。そのイメージは悪く、殺人・強盗・銃社会・麻薬・誘拐・売春・人身売買・スラムというキーワードに代表されます。実際にフィリピンで会社を経営しており、そういう側面がないとはいえないですが、一方でみなさんの知らないフィリピンがそこにあります。
さて、どの国にいってもいろいろな性格の人々がいるわけですが、ある程度、こういう傾向がみられるというものはありますよね。
例えば、日本人であれば、和を重んじで、同質性を好み、物事や秩序、礼儀に対して完璧を求め、丁寧に真面目に取り組むのを標準としている。一方で、やや卑屈で自虐的な思考があり、空気を読むということから自己表現が豊かではない。といった感じでしょうか。
では、フィリピン人ってどんな人たちなんでしょうか。
細かい部分を言い出すともっとありますが、大きな特徴は4つくらいでしょうか。
1つ目は、とにかく明るくて前向きな人が多いということです。
フィリピンは400年、スペインの植民地でした。そのためか、文化はアジアをベースにしながらも、ラテンの影響を受けています。その影響もあるのか、とにかく明るい人が多いです。常に前向きで人生を楽しんでいるという印象を受けます。
ダンスや歌が大好きで、とにかくノリがいいですね。仕事中も鼻歌を歌っている人が多いですし、音楽がかかっていると自然とノッて体を動かすというような感じです。ポイントは、日本人と違って、ダンスや歌が上手いとか下手とか気にしていないという点で、楽しむということに主眼がおかれているのが特徴といえます。
過去にはこだわらず、過ぎたことだと切り替えが早いのも特徴です。失敗に対しての耐性が強く、すぐに前向きに切り替えられる人が多いような気がします。
私はフィリピン人の明るいところが大好きで、毎月マニラにお仕事でいきますが、いつも元気づけられて帰ってきます。
2つ目の特徴は、他人にやさしく自分にやさしい、ということです。
私などは、典型的な他人に厳しく、自分に甘いタイプなんですが、フィリピン人の人は他人にやさしい人が多い気がします。失敗しても、たいていのことは許してもらえる気がします。ただ、裏返していうなら、許してあげる必要もあるわけです。
失敗をすると日本人は自分の責任ととらえがちですが、フィリピンに限らず、キリスト教の人に多い考えかなと思いますが、おおよそは神のせいだったりするわけです。たとえば、道路の渋滞で遅れるのは、自分が時間を計算できていなかったせいではなく、道路渋滞にあたってしまった運の悪さと考えるわけです。これはフィリピン人に限らないですよね。だから、何か失敗すると「 Oh my God! 」というわけです。日本人は「しまった」といいますが、つまり私がやってしまったということですよね。
そんな調子で、売り上げがよくない時も、努力不足ではなく、神に改善を祈ります。とにかく神に祈ることが多い人たちだなぁと思います。
そんなやさしいフィリピン人ですが、本音で怒っていないのかといえば、最近はそうでもないかもななんて思っています。
そうなんです。やさしさに甘えすぎてはいけないということですね。
フィリピン人も日本人のようなところがあって、空気を読んで優しいだけということも多い気がします。フィリピン人は噂好きの人が多いですし、陰て結構言われているようなケースも多いです。
私が基準にしている言葉は、少し間のあるOK(アメリカ人よりは肯定的な意味で使う人が多い気がします。)とHere in the Philippines(ここフィリピンでは)とanything(なんでもいいです)で、この3語が出てきたら、本音ではないかもなと、聞き方を変えたりします。
3つ目の特徴は、プライドが高いということです。
時に仕事をしていると従業員さんが失敗することもあります。そんな時は決して日本人のように人前で怒ってさらし者にしてはいけません。下手をすると、恨みを買って、撃ち殺されてしまいますよ。
叱るときは、個室に呼んでが基本です。人前で恥をかくことはフィリピン人にとっては耐え難い屈辱のようです。フィリピンにオフィスを持たれる方は、いろいろ考えて、会議室か個室を持たれた方がいいと思います。
やさしさやプライドと関連して厄介なこともありまして、フィリピン人の人に何かをお願いすると、本当はできないのに、「できますか?」と聞くと「できる」といっちゃうなんてことがあります。道を聞いたりするときは少し危なくて、わからなくても適当に案内してくれたりします。
日本人にはなかなか理解できない考え方で、間違えなく日本人には嘘に写りますが、彼らなりの思いやりだったりするんですね。
あと、フィリピン人のNOというのがとっても苦手です。一説にはスペイン統治時代、NOというと撃ち殺されてたため、NOという文化が定着しなかったということをいう人もいますが、私の解釈では、1つはプライドで、1つはやさしさなのかもしれないなぁなんて思っています。
4つ目の特徴は、まっすぐで従順です。
いい意味でも悪い意味でもまっすぐな人が多い気がしますし、とにかく指示にはびっくりするくらい忠実なんですね。
こうしてくださいと言えば、そのまま忠実にそうしますし、決して歯向かってくることはありません。どんなにつらい仕事でも、文句も言わず(本音はわかりませんよ)、淡々とやってくれます。
私の知り合いの人の話では、集金に来た子にちょっと待ってといって忘れていたら、何時間経過しても、その場所でずっと待っていたなんてことがあったそうです。日本では考えられないですよね。
ルールやマニュアルがあれば、きちんとやるというのがフィリピン人だということができます。会社を運営するなら、まずルールブック作りからというのがフィリピンでは重要だと思います。
大きくは、こんなところでしょうか。フィリピンでビジネスをするなら、こういうところを知ったうえで、逆に強みとして利用するくらいでないとうまくいかないような気がします。
もちろんいろんな人がいますので、一概に誰にでも当てはめることができるわけではないですが、参考になさってみてはいかがでしょうか。