記憶への影響… | ヒカリへ~髄芽腫の娘と共に生きる~

ヒカリへ~髄芽腫の娘と共に生きる~

2014年8月に発病。手術、治療をして8カ月後退院しましたが、2015年10月に再発…
10歳の娘が自分の病気を受け入れ、頑張る姿を少しでも多くの人に知ってもらいたいと思って書くことにしました。


娘は物事を覚えていることが難しくなってきました…
覚えていられなくなってきたことで、日常にもいろいろと影響が出始めてきました…



私が部屋から離れ戻ったとき、娘を見れば誰かが来たかどうかがわかります…
何を言われたのか覚えていられず、大切なことだったらどうしようって、アタフタしているから…



そんな娘に、いつも…
「大丈夫。大切なことなら、もう一度来るし、ちゃーちゃんに言わないよ…」
そういうと、ホッとします…
でも、この事も忘れてしまうので、いつもアタフタ…



看護師さんや先生が来ると、戻ってきた私に、誰が来たかは伝えられるけど、どんな用事で来たかは覚えていません…
なので、何て言ってたかを、ジグザグの問題の空いているところに、なんとなくの内容だけど書いてました…



でも最近、書こうとしたら忘れてしまい、それも出来なくなってきました…



少しずつ覚えていられなくなっているのを心配し始めた頃、先生に話すと、
「まだ大丈夫かな…もし記憶に問題が出てきたら、可愛そうなくらい忘れてしまうから…」



そう言われた事を思い出すと、不安でたまらなくなります…
どんどん、覚えていられなくなっている…



先を考えると不安でいっぱいになります…
でも、目の前には手をパタパタしてアタフタしている娘…
その姿は、かわいくてたまりません…
不安は飛んでいきます…



娘が不安に思わないように…
そんな不安も忘れてしまうけど、少しでも、その時間が少なくなるように…
たくさん笑おう…



大丈夫…
私が覚えている…