令和4年2月9日(水)曇り

テレビを見ていると、北京冬季オリンピックが開かれ日本の選手も活躍をしているが、それらのテレビから流れる画像を見ていると、英語文字でBeijing(ベイジン)と横文字で書かれ、この文字がよく登場するので、当初は何気なく見ていたのだが、そのうちにどうも北京を英語で書くとBeijingと書くのではないかと思ったのであった。果て、何故頭文字がPではなくBなのかと疑問に思い調べてみると、清代の中国語の標準語だった北京官話では、北京は18世紀初頭まで「ペイキン(Peiking)と言う発音だったそうで、諸説は色々あるようだが、その一つが当時のヨーロッパではPeikingと表記されていると言うのである。このPeikingは日本で言う方言のような言い方で、時代が流れ中国の歴史も移り変わり言葉にも変化が生まれPeikingと言う発音はしなくなりBeijingと発音するようになり、現在では国際的に北京はBeijingで発音することが定着をしていて、北京を今でもPeikingと発音するのは日本だけだと言うのである。