前回の続き

自宅でのリハビリだが、病院ではリハビリの先生が腕を曲げてくれるのだが、自宅ではやってくれる人もいなく、当時は冬で炬燵があったので、炬燵に腕を掛け体を炬燵の方に倒し体重をかけるようにして肘を曲げようとするのである。これが1か月くらい経ってお風呂で肘の曲がる角度を見るとわずかではあるが手の指が顔に近づいてくるのである。

このやり方で2か月を過ぎる頃には手の指が顔に触れるようになったのであった。

その後何日間か経ち、お風呂で肘を曲げてみると顎がつかめるようになったのである。

この間三度ほど病院に行き先生の診察をして貰ったが、もう通院もいいだろうという事になり、後は11月頃に固定をしているボルとを抜く手術をすると言うのであった。

人によってはボルトは抜かずそのまま寿命を全うする人もいるが、私の場合はまだ年齢が若いからボルトは抜いたほうがいいというのである。警察からは犯人が見つかったという連絡がなく、このまま泣き寝入りになるのかと思うと何とも腹立たしく知人が保険の代理店をやっているので、訪ねてみたが返事はどうしようもないとの事であった。以前書いたように当時の利益は年間に1000万円ほどあったので、この事故により収入が経たれたので当然加害者に保証の請求ができるはずなのである。

10年間事業を続けたとすればこの金額が1億円にもなるのである。

続く