前回の続き

木食修行で体の水分とか脂肪が除かれ限界の体になると、次に「土中入定」と言う苦行に入るのであるが、字を見た通り土の中に入るのである。土の中に穴を掘り石室を作った後、僧侶はこの石室に入るのである。

入った後は完全に埋められるのだが、これでは呼吸ができないので竹の筒を差し入れ、この竹筒から入り込む空気で呼吸をしながら、この後は断食が続くのである。

僧侶は、この断食をしながら鈴を鳴らし読経を続けるのだが、その内に僧侶が鳴らす鈴の音が聞こえなくなると、地上の人間が僧侶は息絶えたと思い一度確認のため掘り起こすのである。確認した後、また埋め戻し、その後1000日後にまた掘り出すのだが、この1000日の間に僧侶は完全にミイラになっているのである。

しかしここまでやってもすべてが成功をして即身仏になれるのではなく、土中の状態や僧侶の状態によってはミイラ化できず失敗になると言う事もあると言う、西生寺には本物は撮影ができないがレプリカがあり、これは撮影ができるとの事で写真をお借りしたが、このようなものである。このレプリカも江戸時代に西生寺の住職が作成したと言われているが、このレプリカも価値があるのではないか、人間業とは思えない即身仏に合掌で締めくくり、この項を終わらせたいと思う。

続く