「お醤油取って」が言えない人









醤油が欲しい










息子が保育園の頃、
ママ友たちとの飲み会がよくあった。






楽しかったし、



みんな好きだったから、



私もよく参加してた。







魚民とかで、


大勢でワイワイガヤガヤ。







楽しかった。







でも。












お醤油が、
遠かった。







あ、、、あそこか、、、









私も、刺身が食べたい。







でも、
お醤油が遠い。











醤油の近くにいる人に、




「お醤油取って」




って言えばいいだけなのに、




なかなか言えない。








脳内で






口の中で







何度も何度も何度も何度も









タイミングをはかるが












言えないチーン













だから私は、







お醤油が必要ないツマミを食べてた。








でも、本当は。








刺身が食べたい。よだれ







今考えると、
何やってんだと思う。笑














こうやって



美味しいお刺身を、




新鮮なまま食べる機会を、




何度逃していたことか。








でもこれね。







ママ友だから
他人だから
言えなかったわけじゃない。









家でも
やってた。








家族でご飯を食べていて、


夫の近くにお醤油がある。





醤油は彼の手に、、、













お醤油が欲しい。






でも、



やっぱり



「お醤油取って」
が言えない私。









夫ですよ。笑




どうして私は、




こんな簡単なことが




頼めないんだろう?






自分でも不思議だった。




言えない自分が弱く思えて




悔しかった。




毎回、毎回、小さく






うっ滝汗


って思うのが、嫌だった。






気軽に頼めるように
なりたかった。







でも、
今ならわかる。







なんで、
言えなかったのか。










嫌な顔をされたくなかった。




食べてるところを邪魔したらダメ。




面倒くさそうにされたら嫌だ。





「それくらい自分で取れば?」
みたいな顔をされたら嫌だ。







私は、




「お醤油取って」





と言うことが怖かったんじゃない。






言ったあとの、
相手の反応が
怖かった。







だから、
頼まない。






自分でできるなら、
自分でやる。





人の手を煩わせない。





邪魔をしない。








そうすれば、
嫌な顔をされることもない。






つまり私は、






自分の欲しいものを
諦めることで、






相手の反応から
自分を守ってたんだ。










お醤油を頼まない。






たったそれだけのこと。







でも、
その小さな遠慮のたびに、




「本当はこっちがいい」




を諦めてたんだよね。








当時の私の
自尊心の低さよ悲しい






私の「刺身が食べたい」より、

相手の数秒のほうが大事。






私の快適さより、

相手の手を止めないことのほうが大事。











私の選択基準は







私の快適さ他人の数秒









だった。









あー、悲しい悲しい悲しい悲しい











自分の欲求なんて、

誰かの手を止めてまで
叶えるほどのものじゃない。





私のために
人を動かすのは申し訳ない。







もっと深いところには、







「私は迷惑な存在」








みたいな感覚も
あった。








だから、

要求しない。




頼まない。




邪魔しない。




自分でやる。




そうしていれば
安全だった。





でも。






実際に、



勇気を出して

「お醤油取って」

って言ってみたら、







だいぶ、遠いな。。。











普通に
取ってくれました。笑







嫌な顔もされない。





面倒くさそうにもされない。






「あ、はい」

って渡されて、終わり。








たぶん3秒。






そこで初めて気づいた。









私は、

実際の相手の反応を見て
怖がってたんじゃなかった。






相手がどう反応するかを、




自分の頭の中で
先に勝手に想像して、
怖がってた。







実際に嫌な顔をされたから、
刺身を諦めていたわけじゃない。








嫌な顔をされる
かもしれないから、











確認する前に、
自分から諦めてた。









今なら普通に言います。







「お醤油取ってー」ニコニコ

たったそれだけ。







でも私にとっては、



ただ醤油を
取ってもらうだけの
話じゃなかった。





自分でできても、
頼んでいい。





自分のために
誰かが数秒使ってもいい。




そして、




自分が欲しいものを、
欲しいと言っても大丈夫。






それを知った。






非ダイヤの親に育てられてて
そんなことも
知らなかったんだ。







なんて大損。









遠慮って、
一回一回は
ものすごく小さい。

でも、

そのたびに
「本当はこっちがいい」を
諦めていたとしたら。






人生で、





美味しいお刺身を
新鮮なまま食べる機会を、
私は、
いったい
何度逃しているんだろう。
#お刺身たいせつ



あー損した!!!チュー




あなたにも、







言えば済むのに、
なぜか飲み込んでしまう一言、





ありませんか?







それは、どうして?




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やっこニコニコ

 

 

 

 

 

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-やっこのプロフィール-

⚫︎東京出身・下町育ちの江戸っ子

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