理由があればノウハウコレクターを卒業できる|YSPC マーシャルアーツアカデミー | 武術をコンセプトから理解しリーダーシップを学習する。術理をシンプルで体験的に習得|YSPC Acd|旧護身術教室YSPC

武術をコンセプトから理解しリーダーシップを学習する。術理をシンプルで体験的に習得|YSPC Acd|旧護身術教室YSPC

腕力に頼らないセルフプロテクションを都内で少人数指導しています。見学禁止、完全予約制です。合気・ムスビ・先などパワースピードに頼らない武術の極意を伝授しています。生徒さんは全国より集まり、福岡から北海道、果ては海外からも通われています。

 

 

 

 

明日4月29日月曜日は昭和の日で祝日です。もうGWですね。GWにどこで遊ぼうか迷っていたら、YSPCのレッスンのスケジュール見てください。よだれでるセミナー用意してますよ。

 

さて、今日語るのはこの情報化社会で武術を学ぶことの課題です。

 

この情報社会ではノウハウも含め情報が溢れていて、どれを選べばいいか決められないし、そのすべてを試すことができません。世にある映画をすべて観ることができないし、誰かのオススメ映画をすべて追いかけて鑑賞する時間だってありません。他人の人生のすべては経験できないし、世の中の経験の叡智をすべて知ることもできないのです。

 

こんな情報に溢れた時代では、「どの情報が有益で、どのテクニックやノウハウが一番効率的なのか」という情報を精査しているうちにあなたの人生が終わってしまいます。そして、いずれ情報を選ぶことに疲れて何かに丸投げするのです。すでに人は有益な情報を選ぶということを放棄しはじめていて、AIによって提案されたもので妥協しているのですから。オススメで高評価が多いもの、つまり多数決で情報の良し悪しを決めるのです。

 

そんな時代に「どういう体の使い方をすれば、それが実現できるのか」というアイデアであれこれ模索している人は、注意が必要です。

 

「どうすればいいのか」というアイデアに取り憑かれて、ノウハウのコレクターになっていませんか。SNSがノウハウのリストで溢れていて、それを自分のお気に入りに保存しているようで、2度と見ないノウハウが脈絡なくストックされていませんか。確かに「ノウハウ」は大切ですが、ノウハウがあなたの人生を奪っていきます。本当に大切なのは「なぜ」です。

 

「なぜ、そのノウハウとなったのか」です。ショート動画もロングも含めてSNSの多くは「なぜ」を追いかけないし、「なぜ」を語らないものがほとんどです。世間もそれを求めておらず「どうしたらいいか」がニーズになっているからです。でも、あなたの残された人生に大切なのはなぜです。

 

私は「武術のなぜ」をレッスンやセミナーで語っています。理由こそが本質だからです。それでも多くの場合は「理由」よりもテクニックやノウハウを学んでいると思ってしまうのです。身体感覚や身体操作を重要視している人は、うやがて理由を追わなくなります。「この感覚、この経験が再現性を高めてくれる」と思っているのです。そうやって「ノウハウ」に沼るのです。だからこそ私は言います。「なぜ、その体の使い方だと再現できるのか」それをあなたは「理解している」のか。

 

私はテクニックとノウハウを教えているのではありません。根拠や理由となるものを教えているのです。テクニックもノウハウも、理由をもとに行なっているので、練習方法も練習もしないのです。

 

AだからBをすればCになる。多くの人はCになりたいからBを教えて欲しいのです。でも学問の本質はAです。問題解決の本質は「Aだから」にあるのです。理由から逃げないでください。あなたが理由から逃げると、あなたの問題の根本は解けません。

 

わたしが武術をやる理由は、自分のコンプレックスです。弱さです。わたしが達人を目指す理由は、本質的な弱さを克服できない葛藤や不安です。わたしが極意を探す理由は、報われる努力が欲しいからです。報われたいのです。

 

理由がわかれば、何にどのようにどの程度取り組めばいいのかわかってきます。多くの人は自分のことは自分がわかっていると思っています。嘘です。そんなにわかっているなら、自分が一番夢中になっているものを原稿用紙50枚くらいで「なぜ、それをするのか」書いてみましょう。書けないと思います。自分が一番夢中になっているものなのに、自分がなぜ夢中になっているのかも知らないはずです。自分のことを自分が生きてきたわりにわかっていないからです。

 

理由がわからないから、ノウハウが増えていくほど複雑化するのです。理由がわかれば、ノウハウがいくら増えようと単純化します。全部、同じこととして捉えることができます。この全てを同じ理由で捉えていくことをコンセプトと言います。概念化です。「考えているんだけれどね」という人に理由を聞いてみてください。何も考えていないことがバレますから。考えるとは「理由を追う」ことだからです。

 

なぜ丹田が概念化され言語化されたのかを知っていますか。それを語れますか。なぜ丹田というコンセプトが世に残されたのかを知らずに、ノウハウを追っていていいのですか。私がレッスンで厳しい指導をしている時があります。それには理由があります。それは「理由」を大切にしないでテクニックを追いかけた時です。なぜそれをしているのかを理解せずに「どうやればいいのか」を工夫しだすと、私はそこを厳しく問いただします。意味も理解せず、理由もわからずに、実行する人は「考えているフリ」をしているだけです。

 

レッスンやセミナーで教えているテクニックやノウハウの本質は同じです。同じ理屈と根拠から実行しているのです。なので「なぜ、そうなったのか」丁寧に語っているのです。

 

GWで教えている「なぜ」は剣です。武道は剣の動作と術理が体術に変わっているだけだから、剣のコンセプトで武道をやれば技が簡単になる、という内容です。そこで、明日の月曜祝日も剣。土日も剣がコンセプトです。では剣とは何かというと、物理法則です。だから、1日の水曜は物理法則がわかれば身体操作はこうするしかないよね、という内容をやります。

 

生徒さんはノウハウではなくコンセプト(理由)を学びにきてください。

 

 

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