これはあくまでも、私の教員としての関わり方をご紹介したものです
子どもとの関わり方に「正しい」という一つの正解はないかと思っています。
人と関わる時に少しでも気持ちが軽くなれるようにしてきた工夫をご紹介してみます✨
あくまでも、「私はこのような行動をしてます!」っと紹介しています✨
そこを踏まえて読んでいただけると嬉しいです!
さて、「あいさつ」について、Part2
Part1は、 こちらです。
さて、前回
あいさつの大切さを伝えてきました。
あいさつが出来ていない大人が多くいる。
人との信頼関係を作る上で大切になってくるあいさつ。
だからこそ、せめて私が関わった子どもたちだけでも、
おはよう!
こんにちは!
こんばんは!
さようなら!
ありがとう!
ごめんね。
心からのあいさつができる人になってほしい。
どんなに忙しくても、
必ずまずは「こんにちは」「ごきげんよう」から始めています
なんて、話しました。
なので、私は常に子どもたちからあいさつができるようにっと、
まずは自分からあいさつを楽しんでおこなうようにしています
私は、
家庭科教員でもあれば、
クラス担任でもあります。
子どもたちには、
楽しみながら「あいさつ」をしてみるといいよー。
なんて話しています。
そのため、毎日、
「Hello ✨️」
「Bonjour(ボンジュール)✨」
「ごきげんよう✨」
なんて言葉を変えながら、あいさつをしています。
一見、「えっ…。この人変わっているなぁ…。」って思われる方もいるとは思います。最初だけはね。笑
教育って、きっかけが大事なんです。
大人から義務のようにおこなうあいさつって、
本来のあいさつではないと思うんです。
だって、義務感のあるあいさつをしても
子どもたちは、返事のようにあいさつをしているし、
そもそも相手の顔なんて見てないもん。
これ、本来のあいさつといえるのかな?
言わされているという義務感ではなく、
自然とあいさつができるようになってほしい。
そのためには、子どもたちからあいさつをしてくれるようになる
「きっかけ作り」が大切だと思っています。
今では私より先に
子どもたちからあいさつをしてくれます。
私は、
年度始めに必ず担当するクラスにはこんな質問をします。
こんな流れで話して行きます。
私自身をY先生と表記しています。
必ず生徒との関わりを持った時には
「今から、授業よりも大切なことを伝えるよ~。人生を生きる上で一番忘れてはいけないこと~👍️今日は、正解、不正解のようなことを勉強するのではなく、これからの皆の人生を生きる上で、私自身が役にたっていること、人生を豊かにしたい人に伝えていくね。」
こんな流れで話していきます。
Y先生「あいさつをしなさい。って言われたことある人~?」
子どもたち「ある。」
※100%の全員があると答えます。
Y先生「どこで?」
子どもたち「学校ー!」「母親」「父親」「家族」
Y先生「へぇー。なんで言われるんだと思う?」
子どもたち「大切だから!」
Y先生「なんで大切だと思う?」
子どもたち
「えー、小さい頃から言われてるから~👍️」
「えー、言わないと怒られるから!」
「親が恥をかかないため~!」
「人として大事だから。」
「だって大事じゃん!」
自由に答えてくれます。
過去9年間の教員人生で統計をしてきて、上の答えが多い答えです。
Y先生「ありがとう!しっかり自分の意見を言えて素晴らしい!いいよー。正解はないので、自由に考えてみよう!」
「じゃぁ、もっと具体的に考えてみて!なんで、あいさつは大事なの?なんで、学校や親御さんはあいさつをしなさいって言うのかな?」
こんな時、
まずは1分程度自分達で考えさせます。
その後、
4人程度のグループにさせて3分程度個々の意見を語らせます。
Y先生「ありがとう!しっかり伝えられた?恥ずかしかった人、よく頑張ったね!いいよ、まずは無理せず挑戦してみよう。自分の意見を言えた人、相手に伝わる伝え方を意識できたかな?人の発表を聞くだけでも、相手に伝わる伝え方の勉強になるから発表を大切にしていこう!」
こんな流れで話をしていきます。
子どもたちへの教育って、
時間がかかります。
でも、ちゃんと説明してあげることが大切なんです。
子どもだって、ちゃんと説明したら、しっかり理解してくれます!
「●●しなさい。」
「●●出来ないと恥ずかしいよ。」
「●●は出来て当たり前。」
こんな感じで「これは、できて当たり前!」っと決めつけるように話してしまうと、
子どもたち側は、
「大人に言われるからやる。」
「とりあえず、やる。」
「怒られないために、やる。」
「言われるのが面倒だから、形だけ、やる。」
「理解していないけど、とりあえずやる。」
だから「あいさつ」を大切にできない大人が多いのかな。
大切なことだからこそ、
まずは自分達の意見をのべさせる。
次に皆の意見をきく。
そして、具体的な理由があまり分かっていないことに気付いてもらう。
子どもたちの教育って、本当に時間がかかります。
忍耐に忍耐、忍耐の積み重ね。笑
たまに発狂したくなるときもあります。笑
でも、しっかり伝えていけば、理解して行動していきます。
子どもたちに何度も「あいさつをしなさい。あいさつをしていこう。」このように学校で言わなければいけない理由は、
子どもたちが「何故あいさつをしなければいけないのか」
この答えがはっきり分かっていないのに
大人からあたかも答えなんて知っているでしょ?
当たり前なのよ。
なーんて当たり前のように話すから同じ注意を繰りかえしていくことになるんですよね。
そもそも私は、「あいさつ運動」って必要なのかなぁ…って思うんです。まぁ、色んな先生の意見があるし、あくまでも私の考えです
子どもたちだって何度も言われたら「はいはい。」ってめんどくさくなって、見た目だけ「とりあえずやるか。」になっていくんだと思うんです
一番大事なことは、
「自然とあいさつができるようになること。」
私の工夫をひとつご紹介。
ご紹介はしますが、あくまでも私の体験であり、
同じことにチャレンジして必ず成功するとは限りません。
ただ、どなたか一人でも多くの方のヒントになればと思いご紹介します
楽しみながらあいさつをする。
「ごきげんよう✨」
この言葉ってとても便利な言葉なんです。
「ごきげんよう」
子どもたちには、あまり聞き慣れない言葉。
でも、子どもたちは面白いくらい食いつきます。笑
私の中では、魔法の言葉です
「ごきげんよう」の言葉は、昼夜問わず、「どうも~」的な形で使えます。この言葉は、相手の健康を気遣う言葉です。室町時代から上品で優雅な言葉として、女官のちに貴族も使うようになっていく言葉なんです。
日本語って相手を思いやる言葉、感謝する言葉が沢山ありますよね。
私達は、生まれてからいつの間にか日本語を話せるようになり、なんとなーくで使っている言葉もあれば、素敵な言葉なのに忘れ去られていく言葉もある。
だからこそ、大切にしたい言葉は意味も伝えていきつつ、使ってみる。
これはあくまでも、私の行っている例です。
もちろん、全先生が取り組んでも、全員が成功するかは分かりません。だけど、こんな感じにきっかけを作ることは、とっても大事なんです。
勉強も同じ。
全ては、きっかけと学びが大事。
生徒達には、言葉の意味も教えつつ、
楽しみながらあいさつはしていこうね✨
そう伝えながら、「出会ったら、ごきげんよう!」って言ってみて!
こんな流れから始めた「ごきげんよう」のあいさつ。
初めは恥ずかしがりながら話していたあいさつでしたが、
気付けば1人、2人、楽しみながらあいさつをする姿が増え、
今では男女共に「ごきげんよう」なんて色んな先生に話しています。
最近は「ごきげんよう」以外にも
生徒から色んな言葉のあいさつをしてくれるようになりました!
「先生、マルハバン!」なんて話しかけて来てくれて、
私は「ごきげんよう。マル…?何何?」なんて聞き返せば、
「アラビア語でこんにちは~らしいよ!」なんて会話で「どこで知ったの~?」なんて会話から生徒とのコミュニケーションが取れたり…。
「先生、ビス・モーゲン!」なんて言われて、「ごきげんよう!」で返すと「先生、ドイツ語でまた明日って意味だよー!」なんて教えてくれたり。その一部の生徒のドイツ語ブームがきっかけになり、まさかドイツからの留学生がうちの担当クラスに来てくれて、色んなコミュニケーションを取るきっかけになったり…。
これからの日本は、国際化が進むと言われていますし、
他国のあいさつを楽しみながら学ぶのもいいことですよね。
話しが逸れちゃいましたが💦
今回のブログで私が伝えたいことは、
言わされていく「あいさつ」は本来のあいさつとは違うこと。
なんで「あいさつ」は必要なのか。
どこの国でも人との出会いの最初は「あいさつ」です。
これからの子どもたちの人生の中で、
沢山のご縁を繋いでいってもらうためにも
「あいさつ」を大切にしていってほしいと願っています
では、皆さん「ごきげんよう」✨
よい休日をお過ごしください