10月2日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇した。

  • ダウ平均:51,176.96(+250.40)
  • S&P500:7,722.72(+56.27)
  • ナスダック:27,190.86(+319.26)

前日まで市場の重荷となっていた利上げ懸念が後退したことに加え、AI関連株やハイテク株への資金流入が続いたことで、米国市場はリスク選好の強い一日となった。

 

 

■ 雇用統計を受けて市場心理が改善


今回の相場で最も注目されたのは米雇用統計だった。


非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが市場予想を下回り、
市場では
「FRBが早期に利上げへ動く可能性は低下した」
との見方が広がった。

ここ数週間は、

  • 原油高
  • 金利上昇
  • 中東情勢

などが株式市場の重荷となっていたが、
今回の雇用統計を受けて投資家心理は大きく改善したようだ。

 

 

■ テスラが急伸、マグニフィセント・セブンも堅調


今回の米国市場ではマグニフィセント・セブンが総じて堅調だった。

特にテスラは、
第3四半期の出荷台数が市場予想を上回ったことで大きく上昇した。

そのほかにも、

  • アップル
  • アマゾン
  • アルファベット
  • マイクロソフト

なども堅調な値動きとなった。
ナスダック指数が319ポイント高となった背景には、こうした大型ハイテク株への資金流入があったように見える。

 

 

■ NYダウの寄与度ランキング


寄与度ランキングを見ると、今回の上昇は一部銘柄だけではなく幅広い業種に広がっていたことが分かる。

プラス寄与上位

  • キャタピラー +117.41
  • ユナイテッドヘルス +41.25
  • ゴールドマン・サックス +36.26
  • アルファベット +32.38
  • マイクロソフト +29.12

特にキャタピラーだけで約117ドル分の押し上げ効果があった。

また、

  • エヌビディア
  • アップル
  • アマゾン

なども上昇しており、
景気敏感株、金融株、AI関連株がそろって買われる強いリスクオン相場となった。

 

 

■ NYダウのチャート分析


過去6か月の日足チャートを見ると、
NYダウは8月上旬に54,000ドル台を付けたあと調整局面に入っていた。

直近では、

  • 5日線
  • 25日線
  • 75日線

を下回る場面も見られていたが、
今回の反発で下値の堅さも確認された。

依然として調整局面のなかにあるものの、
50,000ドル近辺では買いが入りやすくなっているように見える。

今回の上昇によって、
調整局面からの反発が続くかどうかが次の焦点となりそうだ。

 

 

 

■ エヌビディア(NVDA)のチャート分析


今回取り上げたい銘柄はエヌビディア(NVDA)だ。
AI相場の中心銘柄であり、日本株にも大きな影響を与える存在となっている。

過去6か月の日足チャートを見ると、
5月14日に236.54ドルの高値を付けた後、

  • 6月29日:189.80ドル
  • 7月29日:190.01ドル

まで調整した。

しかし、その後は再び上昇基調へ転換している。
直近では、

  • 8月17日:227.92ドル
  • 9月4日:234.76ドル
  • 10月2日:237.88ドル

と高値を切り上げている。
今回の237.88ドルは5月高値を上回る水準であり、実質的に高値更新と言える。

 

 

✅ 移動平均線も理想的な形
現在の移動平均線は、

  • MA5:229.85ドル
  • MA25:223.37ドル
  • MA75:213.23ドル

となっている。

株価はすべての移動平均線の上に位置しており、
短期線 > 中期線 > 長期線
という理想的な並びとなっている。

チャートだけを見ると非常に強い状態だ。

 

 

✅ AI相場はまだ終わっていない
前回取り上げたマイクロンは、
好決算にもかかわらず市場の反応は限定的だった。

一方でエヌビディアには引き続き資金が集まっている。
これはAI向けGPU需要への期待が依然として強いことを意味しているように思う。

そして、

  • アドバンテスト
  • 東京エレクトロン
  • レーザーテック
  • ディスコ
  • キオクシア

など日本のAI・半導体関連株にとっても追い風になりそうだ。

 

 

 

■ 10月5日の日本株見通し


今回の米国株高を受け、
日本株には強い追い風が吹いている。

大阪取引所先物

  • 日経225先物:69,760円(+1,110円)

CME日経平均先物

  • 円建て:69,910円(+1,260円)
  • ドル建て:69,935円(+1,285円)

となっている。

10月2日の日経平均終値は68,309円だったことを考えると、
市場は1,500円前後の大幅高を織り込み始めている。

 

 

■ 注目セクター


今回の米国市場を見る限り、
まず恩恵を受けそうなのはAI・半導体関連だろう。

  • アドバンテスト
  • 東京エレクトロン
  • ディスコ
  • レーザーテック
  • キオクシア

などには注目したい。

また、
前回の日本市場でも強かった

  • フジクラ
  • 古河電工
  • 住友電工

といった電線株も引き続き注目テーマになりそうだ。
AI相場は半導体だけでなく、データセンターや通信インフラ関連へも広がっているように見える。

 

 

■ まとめ


10月2日の米国市場は、
雇用統計を受けて利上げ懸念が後退し、ハイテク株主導で大きく上昇した一日
だった。
特にエヌビディアは高値更新となり、AI関連への期待の強さを改めて確認する形となった。

この流れを受けて、
10月5日の日本市場は大幅反発スタートとなる可能性が高そうだ。

個人的には、
AI・半導体関連を中心に買いが入り、前日の下落分を埋め戻す展開を期待したいところだね😊