10月2日の東京株式市場は3日ぶりに反落した。
日経平均株価は前日比647円安の68,309円となった。
前日までの2日間で日経平均は3,400円超上昇していたこともあり、高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。

また、

  • 原油価格の上昇
  • 金利上昇への警戒感
  • 今晩の米雇用統計発表

なども重荷となり、積極的な買いは手控えられる展開となった。
ただし、相場の中身を見ると単純な全面安ではなく、一部のAI関連銘柄や電線株には引き続き資金が流入していた点が印象的だった。

 

 

■ 日経平均は647円安、利益確定売りが中心


本日の日経平均は、

  • 始値:68,313円
  • 高値:68,741円
  • 安値:68,132円
  • 終値:68,309円(▲647円)

となった。
場中には一時800円を超える下落となる場面もあったが、その後は売りも一巡し下げ幅を縮小している。

今回の下落については、新たな悪材料が出たというより、
直前2日間での急騰に対する利益確定売り
として整理するのが自然だろう。

 

 

■ 値上がり銘柄は1割程度、全面安の様相


本日は東証プライム市場で値上がり銘柄が全体の1割程度にとどまり、東証33業種のうち上昇はわずか4業種だった。
特に弱かったのは、

  • 証券・商品
  • 不動産
  • その他金融
  • 輸送用機器
  • 情報・通信

など。
市場全体としてはリスクを取りにくい一日だったようだ。

 

 

■ 日経平均チャート分析


過去6か月の日足チャートを見ると、日経平均は直近で非常に強い戻り相場を形成していた。
6月22日の高値72,831円から調整した後、

  • 7月29日:60,448円
  • 9月14日:62,726円

を経て上昇基調へ転換。
そして10月1日には68,995円まで上昇していた。

現在の移動平均線は、

  • MA5:67,076円
  • MA25:65,532円
  • MA75:66,765円

となっている。

本日の終値68,309円は依然としてすべての移動平均線の上に位置しており、チャートの形自体は良好だ。
今回の下落はトレンド転換というより、
急騰後のスピード調整
として捉える方が自然に見える。

 

 

 

■ 寄与度ランキングから見る今日の相場


今日の日経平均下落の主因は、一部の値がさ株だった。
 

マイナス寄与上位

  • ソフトバンクグループ:▲316円
  • 東京エレクトロン:▲243円
  • ファーストリテイリング:▲79円

この3銘柄だけで約638円分の日経平均を押し下げている。
日経平均の下落幅が647円だったことを考えると、
今日は指数全体が崩れたというより、
値がさ株の利益確定売りが集中した相場
だったことが分かる。

 

 

■ それでもアドバンテストは強かった


一方でプラス寄与トップは6857(アドバンテスト)だった。
寄与度は約220円。
日経平均が大きく下落する中でも、AI関連への期待は依然として根強いことを示しているように見える。

また、

  • キオクシア
  • イビデン
  • レーザーテック

なども上昇しており、
半導体関連の中でも銘柄選別が進んでいる印象を受ける。

 

 

■ フジクラ(5803)のチャート分析


今回取り上げたい銘柄はフジクラだ。
日経平均が647円安となる中で、寄与度ランキングでは上位に顔を出した。

チャートを見ると、
5月14日に7,933円の高値を付けた後、

  • 5月20日:4,156円
  • 6月11日:3,888円
  • 7月29日:3,665円

まで大きく調整している。

しかし、その後は相場の景色が変わった。

  • 8月18日:6,433円
  • 9月9日:5,589円
  • 10月2日:5,598円

と、高値・安値ともに切り上げる展開が続いている。

現在の移動平均線は、

  • MA5:5,216円
  • MA25:5,130円
  • MA75:5,134円

となっており、株価はすべての移動平均線を上回っている。
チャートだけを見ると非常に強い形と言えそうだ。

 

 

 

■ フジクラが買われる理由


これまでのAI相場は、

  • アドバンテスト
  • 東京エレクトロン
  • ディスコ

など半導体製造装置関連が中心だった。
 

一方で最近は、

  • データセンター
  • 通信インフラ
  • 電力需要

などにも注目が広がっている。

本日も、

  • フジクラ
  • 古河電工
  • 住友電工

といった電線株がそろって上昇した。

これは市場が、
「AIを支えるインフラ」
にも注目し始めていることを示しているように見える。

 

 

■ 今日の相場をひとことで


本日の日経平均は647円安となった。
ただし、

  • 直前2日間で3,400円超上昇していたこと
  • 値がさ株の利益確定売りが下落の中心だったこと
  • アドバンテストやフジクラなど強い銘柄もあったこと

を考えると、悲観的になるような内容ではなかったように思う。

むしろ、
「利益確定売りが優勢の中でも、AI関連や電線株への資金流入は続いている」
そんな相場だったと整理できそうだね😊