■ 米国株式市場の動向(9月18日)
18日の米国株式市場は、ダウ平均が小幅反落した一方、ナスダックは上昇した。
- ダウ平均:51,682.64(▲95.40、▲0.18%)
- S&P500:7,650.50(+12.74、+0.17%)
- ナスダック:26,522.55(+104.25、+0.39%)
- CME日経平均先物:65,095(大証終値比 ▲5円)
米10年債利回りが再び5%台へ上昇したことや、原油価格の反発が株式市場の重しとなった。しかし、AI投資拡大への期待は根強く、ハイテク株を中心に買いが入り、ナスダックはプラス圏を維持した。
■ 原油高と金利上昇が重し
市場では、
- 原油価格の反発
- 米10年債利回りの上昇
- インフレ高止まりへの警戒感
が引き続き意識された。
FRBによる3年ぶりの利上げ後も、金利が高水準で推移するとの見方が強く、ダウ平均には売り圧力がかかった。
一方で市場参加者の関心は、
「AI投資が企業利益をどれだけ押し上げるか」
に移っている。
現在の相場では、
政策金利や原油高そのものよりも、
- AI投資の持続性
- AI投資に見合う収益が得られるのか
が最大のテーマとなっているようだ。
■ AI関連への期待は依然として強い
市場には依然として楽観ムードが残っている。
アナリストからは、
- AI推論コストの低下
- 企業利益の伸び
- AI活用の拡大
などを背景に、
今後6〜12か月は株式市場を支えるファンダメンタルズが維持されるとの見方が示されている。
そのため、
原油高や金利上昇が逆風となるなかでも、ナスダックは上昇を維持した。
■ 個別銘柄の動向
NVDA(エヌビディア)
AI開発減速懸念が意識されるなかでも、
CEOが
「新たな規制は不要」
との見解を示し、買い戻しが入った。
META(メタ・プラットフォームズ)
新しいAIサブスクリプションサービス
「Meta ONE」
を発表し上昇。
AI関連への期待継続を象徴する値動きとなった。
MTSI(MACOMテクノロジー)
アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、大幅高となった。
TSN(タイソン・フーズ)
投資判断の引き上げを受けて上昇。
■ NYダウの日足チャート分析(過去6か月)
NYダウは、4月から8月にかけて力強い上昇トレンドを形成してきた。
しかし9月に入ると、
- 原油高
- 金利上昇
- AI投資への懸念
が重なり、調整局面が鮮明になっている。
移動平均線を見ると、
- 5日線:下向き
- 25日線:横ばい
- 75日線:上向き
となっており、
短期トレンドは弱いものの、長期上昇トレンドは維持されている。
現状は、
「上昇相場の終わり」ではなく、「上昇相場の中の調整局面」
と考えるのが妥当だろう。
■ 9月21日の日本株式市場の見通し
米国市場では、
- ダウは下落
- ナスダックは上昇
という強弱の分かれる展開だった。
そのため日本市場でも、
強い可能性があるセクター
- 半導体
- AI関連
- ソフトウェア
- 通信
弱い可能性があるセクター
- 自動車
- 景気敏感株
- 一部素材株
となりそうだ。
特に、
- NVDA(エヌビディア)
- META(メタ・プラットフォームズ)
が堅調だったことから、
東京市場でも
- アドバンテスト
- 東京エレクトロン
- ディスコ
- レーザーテック
- ソフトバンクグループ
などのAI・半導体関連が相場の支え役になる可能性が高い。
■ 総括
9月18日の米国市場は、
- ダウは小反落
- ナスダックは続伸
- AI関連への期待は継続
という内容だった。
原油高や金利上昇は引き続き警戒材料だが、市場の関心はAI投資が生み出す利益に向いている。
日本市場もCME日経平均先物が大きく崩れておらず、週明けは全面安というよりも、
「半導体関連が支え、全体としては底堅い展開」
を想定している。
