本日の結論
 

今日の東京市場は、
半導体セクターの総崩れが日経平均を押し下げた一日」だった。

一方で、後場には買い戻しが入り、
値上がり銘柄は全体の67%に達するなど、
市場全体の需給は崩れていない。

指数は大きく下げたが、
その背景は“半導体セクターのピークアウト”に集中している。

 

 

市況の全体像
 

日経平均株価は 前日比 -930.73円(-1.49%)の大幅続落
一時は 6万400円台まで売り込まれたが、後場は買い戻しで下げ渋った。

米国市場ではNYダウが3日続伸したものの、
SOX指数が4日続落したことが東京市場の重しとなった。

韓国KOSPIの急落もセンチメント悪化につながり、
アジア全体で半導体関連に逆風が吹いた。

さらに、熊本県で最大震度7の地震が発生し、
製造業のサプライチェーンリスクが意識された。

売買代金は 13兆円超と高水準で、
投資家の売買意欲は依然として強い。

 

 

半導体セクターの急落が指数を直撃
 

今日の下落は、ほぼ半導体セクターに集中している。

  • SOX指数の4日続落
  • KOSPIの急落
  • TSMCの需給悪化(在庫・売掛金・在庫日数の増加)
  • 装置販売の鈍化
  • メモリ価格の高止まり

これらが複合的に作用し、
日本の半導体関連株は総崩れとなった。

 

 

業種別動向
 

東証33業種のうち 25業種が上昇
指数は大きく下げたが、個別株はむしろ堅調だった。

上昇率上位

  • 輸送用機器
  • ゴム製品
  • サービス業
  • 陸運業
  • 空運業

下落率上位

  • 非鉄金属
  • ガラス・土石
  • 電気機器(半導体)
  • 金属製品
  • 建設業

半導体関連が崩れた一方で、
内需系・ディフェンシブが堅調だった。

これは ハイテクからディフェンシブへの資金移動 を示す。

 

 

日経平均のチャート分析(過去6カ月)
 

日経平均は 6月22日の高値 72,831円 を起点に、
明確な下降トレンドへ移行している。

  • 今日の安値:60,448円
  • 下落幅:約12,000円(-16%)

移動平均線の並びは完全に下向きで、
MA25がMA75を下抜けるデッドクロスが発生。

今日のローソク足は長い下ヒゲを形成し、
前場の投げ売りと後場の買い戻しが交錯したことを示す。

出来高は 3億株超と高水準で、
トレンド転換の初期段階に見られる典型的な需給の動き。

 

 

 

寄与度ランキングが示す「半導体主導の下落」
 

今日の寄与度ランキングを見ると、
指数押し下げの中心がどこにあるかが明確。

  • 東エレク:-595円
  • キオクシア:-144円
  • イビデン:-92円
  • TDK:-91円
  • 村田製作所:-74円
  • SCREEN:-65円
  • 太陽誘電:-42円

半導体関連だけで -1,100円超の押し下げ効果
日経平均の下げ幅(-930円)を上回るほどの影響力。

つまり、

日経平均は「半導体指数」としての性格が極めて強い」  
ということが、寄与度から読み取れる。

 

 

東京エレクトロンのチャート分析
 

東京エレクトロンは、今日の下落の中心。

  • 高値(7月1日):81,260円
  • 今日の安値:48,580円
  • 下落幅:約40%

装置関連の需給悪化が急速に進んでおり、
TSMCの設備投資ピークアウトが直撃している。

MA25がMA75を下抜け、
トレンドは完全に下降へ転換。

出来高は 736万株と突出しており、
投げ売りと買い戻しが交錯する典型的な局面。

 

 

 

総括:相場の現在地
 

今日の東京市場は、
半導体セクターのピークアウトが指数を直撃した一日だった。

  • 半導体関連は総崩れ
  • 日経平均は大幅続落
  • しかし個別株は67%が上昇
  • ディフェンシブが指数を下支え
  • 市場全体の需給は崩れていない

つまり、

✔ 指数は弱い


✔ 市場は強い
 

✔ 半導体だけが明確にピークアウトしている
という構図が鮮明になった。