ったく、どいつもこいつも「あ～それは加齢からくる・・・」っていいやがるっ。
ソコを治すのが医者じゃねぇのかよっ！と眼科でひと暴れしたくなった、
のんべぃヨリコです。 老眼、進んでます・・・(泣)
老眼でなくても、世の中には、いるんだけど「見えてない」モノってありますよねー。
(ここでは、オバケとかは省きます)
お酒の世界での「いる」んだけど「見えてない」モノのひとつに「酵母」があります。
昔は「蔵付酵母」といって、どこの酒蔵にも清酒用の酵母が梁などに住んでいたのだそうです。
ですが、最近は衛生管理が格段に向上し、
古い蔵でもなかなかいないのが現状なんですって。
なので、どこの蔵も「酵母」は工業技術センターから(ここだけじゃないかもしれないけど)
「買って」くるのだそうです。
販売されている酵母は、色々種類があって、
たとえば「香りがよくなる酵母」とか「淡麗な味わいになる酵母」とかあるんです。
そんな中、蔵の中の酵母を探して、蔵付酵母で酒を醸してみよう！という
実験を試みたお酒が昨日発売されました。
山形正宗 蔵付酵母生 (数量超限定)
720ML 1,620円 1.8L 3,240円 税込
以前から、やりたいなーとおもっていたところに、工業技術センターの協力が得られ
古い蔵内のあちこちの梁から採取を試みた結果、やっとこゲットしたという蔵付酵母。
「山形正宗」の蔵にひっそりと眠っていた酵母は
たたき起こされたにも関わらず(笑) 活発に活動し
とても爽やかな香りと、生酒からくる甘味なのか、それともお米の甘味なのか
どこかしらに甘味を感じるのですが、スーーーッと体に入り込みます。
思わず体のチカラが抜けて、心地よい脱力感。
自然に近い酒造りをしたお酒って、こんなにも優しいんだね。
お酒の液体には、やっぱり何にも見えないけれど
味わいとなって「見えてくる」酵母達に、
思わず「こんなに美味しくしてくれてありがとー」って言いたくなる(笑)
どんな姿なのか、見てみたいけど不細工な酵母だったら、
ガッカリするかもしれないから、見えなくてよかったね。
老眼ブラボー！ ←違う(笑)