昨日発売された、水戸部酒造の超にごり「激濁」が
あまりにも美味しくて、一晩で一升瓶を飲んでしまうところだった、
のんべぃヨリコです。あぶねぇ、あぶねぇ、やらかすところだった
山形正宗「激濁」 1800ML ¥2,700(税込)
※濾過した時に出る少量の澱を集め瓶詰してます。
今回は純米吟醸山田錦、赤岩雄町、出羽燦々、酒未来のミックス!
めちゃめちゃフルーティー! ゴクゴク行けます! (めっちゃ危険)
こんな面白いお酒を出すおちゃめな酒蔵「水戸部酒造」。
何度か蔵にお邪魔し、何度も社長と話をさせていただいてるのですが
今日は、山形県内の特約店の蔵見学ということで、久しぶりに蔵にお邪魔しました。
社長の水戸部 朝信さん。 44歳。
会社の概要、経営理念、ご自身のこと、その他様々なことを
赤裸々にお話くださいました。
その後、蔵の「美意識」、そして「お米のこと」について
各担当者様からのお話。
正直、この話、ぜひぜひ皆さんにお聞かせしたい!とおもったほど
旋律が走りました。
こんな蔵が山形にある! こんな情熱集団が山形にいる!
なんというか、じっとしてられないくらい (注:お手洗いに行きたいわけじゃないよ!)
そこら、そこらの道行く人を捕まえて、一緒に聞こうよ!って言いたくなるぐらい(笑)
そんな衝撃的な話を聞いた後の蔵見学。
こしき。 いわゆるお米を蒸す釜です。
水戸部名物 漆塗りの漕(ふね)。 注:お酒を搾る機械です。
ちょうど純米辛口を搾っていていましたが
こんなすごいもので搾っている蔵なんて、全国さがしてもないんだろうなー。
醸造蔵。 「まるで美術館」を思わせる、なんとも重厚できれいな蔵です。
古きよき伝統と最新技術の融合された蔵は
こんなところにお金をかけてどうするの?という贅沢仕様。
ですが、蔵人がいつも「凛」とした気持ちで、
そして笑顔で気持ち良く酒造りができたならば、出来上がったお酒は
うまいに決まっている。そんなポリシーから、ちょっとずつ丁寧に
手を加えてきました。
めちゃくちゃ手間と時間のかかる黒漆喰の扉。
いぶし銀の光を放つ、この扉はすべて手仕上げ。 ひえーっ!
オール金山杉の無節の麹室。
以前うかがった時は、杉の香りがきつかったのですが
いまでは、しっくりとその役割を果たす部屋になっておりました。
そんな蔵環境の中、お酒のお母さん(酒母)は、元気に活動し
「旨い酒になりたいよー」という声が聞こえてきそうでした。
仕込み時期の忙しいときに、わざわざ時間をとりたくない!と思うのです。
ですが、水戸部さんでは、自分の蔵のこと、自分たちの想い、どんな酒をつくりたいのか
を、私たちに丁寧に、きちんと、包み隠さず話してくださいました。
そして、私は、この想いをみなさんに、ちゃーんとお伝えしなければ!と
気が引き締まる思いで帰ってきました。
社長!水戸部の酒を楽しむ会をしたいです!
こりゃ、猛アタックしなければいかん! そんなワクワクが抑えきれない
すてきな一日になりました。
皆様、社長を口説き落としますので、少々お待ちくださいね。