僕は小学生のころ、夏休みが終わりそうになる8月最終週になると、生きた心地がしませんでした。
あんなに長いと思っていた夏休みが終わってしまうのは現実のことなのか…と、子供ながらに途方に暮れていたのです。
夏休みの間じゅう、宇都宮の片田舎の田んぼや小川で毎日遊んでいました。
今も夏休みの宿題ってあるんでしょうか。
まさか、ないでしょうね。
あんなもの子供をダメにするだけです。
夏の子供は、もうたくさんだ!と言えるくらい思いっきり遊ぶべきなんです。
僕が言っているんじゃなくて、夏空がそう言っているんです。
大自然がそれを受け入れてくれるんです。
なのに学校の先生ときたら、当たり前のようにドリルだの自由研究だの絵日記だのを強要していたのです。
まさか、今もそんな馬鹿なこと続けてはいないでしょうね⁉
家の中にオニヤンマが引っくり返っていました。
つかんだら生きていて羽根をケイレンさせました。
写真の右が痛んだオニヤンマ、左は虫よけ用模造オニヤンマ。
「カラ坊! おめえだな」
🐾 何のことかにゃ?
カラはスズメやセミやアゲハチョウやバッタやトンボやでかいコオロギや…いろんな生き物をくわえてきては飼い主に見せつけるのです。
本物㊧より偽物㊨の方が大きいですね(本物はまだ若いのかもしれませんけど)。
緑色の大きな目は、本物はふたつがくっついていますが偽物は離れています。
虫の息の本物オニヤンマ。
それでも日本最大のトンボの貫禄は失っておりません。
子供のころの夏休み、田んぼでカエルやザリガニやフナやドジョウと遊んでいたころ、オニヤンマにかみつかれて飛び上がったことを思い出します。
アゴが強力で、飛翔昆虫ハンターなんですね。
偽物オニヤンマの方がおっかない顔をしています。
でも、山ザックにぶらさげていたらアブがたくさん群らがったところを見ると、虫よけの役割は果たしていないように思われます。
もしかしたら弱虫アブはこわがって逃げているかもしれませんが、強気のアブは逆に襲ってくるようです。
オニヤンマを庭のアジサイ病院に入院させました。
キズが癒えるといいですね。
カラは本気で歯をたてることはしませんから、何とか生き延びられるかもしれません。
🐾 食べようと思っていたオニヤンマどこにやったのかにゃ⁉
「高いキャットフードやってるべ! オニヤンマはいいヤツなんだからな」 (8月26日)