西和賀町の特産品の筆頭「西わらび」の収穫が町内各地で今が盛りになっているようです。
西わらびは山菜の域を超えていて、食感がほかとちょっと違います。
我が大野地区でも女性陣4人が朝5時から7時ごろまで、栽培畑で収穫し、もっこり会館で選別し西和賀産業公社に出荷しています。
ナオ子さんやヤス子さんやタツ子さんミチ子さん、皆さんベテランです(子がつく名前、いいですねぇ)。
朝の仕事に主婦が取り組むのは大変なことだと思います。
6月初旬まで連日続きます。
雨が降っても収穫作業は休みません。
採りごろのわらびが一日でおがって(大きくなって)規格外になってしまうからです。
ホントに頭が下がる思いで、寝ぼけまなこでウチの窓からちらりと見ています。
きょうも田植えを控えた田んぼの草刈り作業の一日でした。
ミツゾウさんと僕がレギュラーメンバーですが、きょうはキヨシさんとタツヤさんが助っ人してくれました。
キヨシさんは、きのうのブログで写真を載せた藤の花の育て親です。
実は、2人だけでは田植え(遅くても5月25日には始めたいとリョウイチさんが言っています)までに作業が終わらない見通しだったのです。
4人でやると、みるみるうちに進んでいきます。
4人とも高齢の域なんですけど、暑い中での作業にも、誰も笑顔が絶えないんです。
いい仕事をしているんだなぁ…と感じます。
遠くの焼石連峰の一角に出る雪形「股引(ももひき)」がきょうはよく見えていました。
きのうリョウイチさんに教わりました。
写真の真ん中へん、逆三角っぽい白い模様です。
拡大すると、少しは分かりやすいかな…。
写真真ん中の白い逆三角から下に伸びる雪の模様です。
もう少し前の雪がもっと残っている時には、股引みたいに見えて、「股引の真ん中が切れる前に種まきを始めなさい」という雪形なんだそうです。
当ブログで何度も書いて、くどいようですけど、雪形(ゆきがた)というのは農村民俗の最たるものなんです。
ラジオもテレビもなかった時代、天気予報は自らの観天望気で判断していたわけです。
農作業のタイミングや水の多寡は、遠くの山の雪形を見て判断していたといいます。
(長くなるので、雪形の話は来年の雪解けのころにまた…)
草刈りを終えて、真昼温泉で汗を流して、なんかうまいもんでも食うべか…と、スーパーオセンに車を走らせたら、いつも混雑している駐車場に車が一台もありません。
定休日でした。
風呂のあと、大相撲も見ずにオセンに行くことなんて年1回くらいしかない…というのに。
外の自販機でポカリスエットを1本買って帰りました。
あしたの買い物が無性に楽しみとなりました。 (5月15日)