西和賀日記512回「ツララにつられて…」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

1週間ぶりに晴天になりました。

気温は連日氷点下まで下がるので、志賀来山のふもと内ノ沢にあるツララ(志賀来氷柱群)を見に行きました。

 

 

車で5分、雪国文化研究所の前に車を置いて、同研究所のオノデラさんの指導で制作(去年)・改修(今年)したカンジキを装着し歩き始めました。

ところがです。

雪面がなんと堅雪(かたゆき)の状態なのです。

少し歩いてから、これじゃカンジキのツメが壊れちまうぞ…と思って外しました。

クロカンコース沿いに歩きますが、雪が少なくコースに土が出ているところがあるほどでした。

 

 

朝日が射し込み始めた氷柱群は、例年の半分の景観だと感じました。

周囲の積雪量に比例するように、ツララも細く控えめでした。

まだ2月初旬ですから、これからの成長に期待したいと思います。

 

 

せっかくなので冬芽を見ながら散策しました。

これはオオカメノキ(大亀の木)ですね、バンザイスタイルが特徴の。

バンザイに目が行きますけど、その下の方の枝の葉痕(ようこん)がかわいい顔なんですね。

 

 

あんた、だあれ?

アジサイの仲間のノリウツギ(糊空木)かなぁ。

僕は樹木にはからっきし疎いのです。

 

 

この面白い顔、何かなぁ。

インカ帝国の遺物みたいな。

これも上のヤツの友だちじゃないかなぁ。

 

 

青空が広がったら山を見るに限ります。

神々しい和賀岳です。

 

 

和賀岳㊧、高下岳㊨、その間のはるか奥に羽後朝日岳。

和賀岳の手前右下に見えている三角の山は、地元有志が登山道を整備して町内外から人が集まる高田沢山です。

 

 

真っ白い真昼岳は、この時期登るにはちょっと難しいです。

アプローチが困難なので。

去年、若い人の遭難もありました。

 

 

雪があるうちに登りたい女神山。

これも登り始めるまでが長いですね。

真っ青な空の下の山々の美しさは、山が白い冬にとりわけ際立ちます。

山が近い西和賀における絶景の筆頭です。

 

 

帰宅して、冬芽の図鑑を見ていて、アジサイにもかわいい顔があることに気付きました。

庭のアジサイは雪が少ないので雪面に出ています。

よく見ると、いたいた…特大の冠をかぶってすましたような顔がありました。

 

 

サワグルミも冬芽を伸ばしておりました。

枝の途中に”顔”が見えます。

眠っているような、いい夢見ているような顔です。

身近な庭の冬芽にもカメラを向けてもらって満足顔になっているようにも見えました。 (2月6日)