西和賀日記450回「雪が積もった翌日は」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

きのう一日で雪景色となった西和賀町が朝を迎えました。

 

 

青空が広がり朝日が射しました。

 

 

36センチあった積雪は33センチになっていました。

雪が少し沈んだのでしょう。

 

 

除雪した県道1号の路面凍結はなかったようです。

 

 

まっすぐ歩いたつもりなのに曲がっている僕の足跡。

 

 

地面には積もっていますが屋根の雪は落ちています。

雪が落ちる構造になっているからです。

西和賀の家に雨樋(あまどい)はありません。

あったら一冬で雪に破壊されてしまうからです。

 

 

庭のサワグルミが葉をすっかり落としました。

この木、サワグルミじゃないんじゃない? と言う人がいます。

「枝が張り過ぎている」というのです。

僕もよくわからなかったので、1年がかりで観察してサワグルミと結論しました。

 

 

これは真昼岳登山道の渓流沿いにあるサワグルミの林の大木です。

枝ははるか上にしかありません。

狭い渓流沿いのサワグルミは「周囲の木々が迫り上へ行かないと光を得られないから」脇目もふらずに上に伸びていると、清和研二「樹に聴く」(築地書館)に書いてあります。

ウチの庭は周囲に木がないから、幹の下の方から何も気にせずに伸び伸びと枝を張っているのでしょう。

 

 

晴れたのは朝のわずかな時間だけでした。

まだ雪遊びする雪ではないので、きょうも本を読んで過ごしました。

ジェームズ・カーウッド「子熊物語」(集英社文庫、1989年)を一気読みしました。

この熊はグリズリーです。

熊を撃つために山に入った男が熊を撃たなくなるまでの心の動きを描いています。

 

 

柿を干してから12日が経過しました。

「おいしくなぁれ」と言いながら手でやさしくもんであげるといいそうです。

でも、気持ちよく晴れたのは3日間だけ。

おいしくなるかなぁ…と毎日気をもんでいます。 (11月26日)