西和賀日記398回「晴遊雨読の肉じゃが」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

きょうの西和賀は風雨が強く、寒い一日となりました。

 

 

晴耕雨読と言いますが、僕の場合は晴遊雨読の方が当たっています。

本に疲れたら台所に立つと気分が転換されます。

 

 

肉じゃがを作ることにしました。

じゃがいもは我が家庭菜園の産物です。

 

 

肉じゃがと言いますが、タマネギ、ニンジン、しらたきは欠かせませんね。

 

 

僕は長い間、炒める順番を間違っておりました。

まず肉とタマネギを炒めるべきなんですね。

 

 

そのあとじゃがいもとニンジン。

味付けのあと最後にしらたき。

 

 

若いころから、じゃがいもとニンジンは火の通りに時間がかかると思って、最初に炒めておりました。

カレーを作る時にもそうしていたのですが、その順番だと煮込んでいるうちにじゃがいもが煮崩れてしまうようです。

 

 

そんな基本的なことも知らずに台所に立ち続けてン十年。

それでもなんとか食える肉じゃがが出来上がりました。

 

 

昼食は、きのう作っておいたカレーです。

肉じゃがとほとんど同じタイプの料理です。

違うのは、肉がイノシシというところ。

きょう読んでいた本に獣肉の話が出てきて、おっ…と思ったところがありました。

「タヌキなんかは焼いたやつ素晴らしくうまいね。鉄板で焼くとうまいね。足りないからって、牛肉でも追加して食うと、ぜんぜん味がないのだなあ。アナグマだったらもっとうまい…」

タヌキはまずいと誰もが言うんですが、いつか試してみたいと思いました。

地元で獲れて自分たちで解体したこのイノシシ肉も「うまい」と言っていいかな…。 (10月5日)

 

 ※志田忠儀(しだ・ただのり=話)「朝日連峰の狩人」(ヤマケイ文庫)