西和賀日記393回「ソバ刈り終了し宴会」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

土曜早朝草刈り集合の際、15ヘクタールものソバ刈りがきょう終了することが伝えられました。

「だば5時からだな」

打ち上げの宴会は、ここ大野では即決です。

 

 

宴会の会場は「もっこり会館」。

公民館とは別の、地区民いこいの場です。

生ビールのサーバーを早いうちからセットしておき、一人ふたりと集まってきて、そのつど乾杯。

かつおの刺身とタタキを肴に始まりました。

 

 

大野地区の農作業に毎日汗をかいているコウヘイさんが手づくりの餃子を持参してきました。

焼きたてで、皆さん「うまいな、これ」「コウヘイ餃子を名物にするべ」などと絶賛。

 

 

マサトシさんが釣ったイワナをタツコさんが串に刺しました。

炭火をおこして焼き始めました。

 

 

マサカズさんが新聞紙を一枚広げて、焼き鉢ごとかぶせました。

日本バーベキュー協会の会長直伝らしいです。

 

 

新聞紙にこんな使い方があるとは…

じっくり時間をかけて焼き上げます。

 

 

そこにカズヒサさんが枝豆を手に到着。

動物被害が出始めて、残り少なくなったのを収穫したそうです。

「あきたほのか」という品種で、粒が大きくて味にコクがあり、一同夢中になってつまみました。

 

 

ソバ刈りは、北上市の農業法人の馬力あるコンバインと大野所有の馬力ないコンバインで2週間かけて作業しました。

大野チームはリョウイチさんが操縦しミツゾウさんが補助役でした。

飼育している地鶏「南部かしわ」の解体処理も2日前に終了したので、その打ち上げも兼ねた宴会です。

地鶏はソウさんコウヘイさん僕の屠殺班と女性陣にタケちゃんが加わった解体処理班が作業しました。

大きな作業としては大豆の刈り取りを残すだけとなりました。

 

 

イワナが焼き上がりました。

 

 

時間をかけた炭火焼きは、新聞紙の効果もあって、ふわっとやわらかく薄い塩味が魚肉の香ばしさを引き出していて、これぞイワナの本場・西和賀の本領だと感じるほどの美味でした。

 

 

宴たけなわのころ、ソーセージづくりで忙しかったタケちゃんがイノシシ肉を持ってかけつけました。

水路にはまったイノシシを譲り受けて、タケちゃんリョウイチさんと僕で解体したものです。

 

 

やわらかくて獣肉の滋味がじわり広がる逸品でした。

フライパンで焼いただけですが、ローストビーフならぬローストボーア(Roast boar)です。

 

カツオが前菜になるほどの、持ち寄られた酒肴のうまさに大いに酔いしれた夜となりました。 (9月30日)