きのうに続いて大雨です。
秋田県の洪水被害がテレビニュースで流れています。
西和賀町は、警報や避難情報は出ましたが、目立った被害は今のところないようです。
雨は午後1時ごろまで断続的に降りました。
それまでの48時間(2日間)の雨量は西和賀町沢内で293ミリと、観測史上最大だったそうです。
和賀川が増水しています。
ならば、湯田ダムのある錦秋湖はどうなっているか、見に行きました。
上の写真は湖に合流する少し手前、焼地台の吊り橋のところ。
いつもは真ん中へんを流れるだけですが、両岸いっぱいになっていました。
国道107号を北上方面に走ると、底が見えていたあたりは水没していました。
泥水ではなかったら、西和賀を代表する景観のひとつ「水没林」ですが、これはイレギュラーな水没林ですね。
国道沿いの山の斜面に地滑りの危険があるため、大工事をやるのと同時に湖の水量も減らしていました。
地滑りが起きた時に水が深いと、対岸の耳取地区を津波が襲う恐れがあるからだといいます。
今回の大雨で、かなりの水深になっています。
大工事のため国道を迂回する仮橋です。
ふだんは下を細々と流れているだけだったのが、こんなになってしまいました。
大雨が無数の沢や小さな河川を伝わって和賀川という一本の大きな川に集まった姿です。
春先に短期間だけ水没林が見られたそうですが、僕は見逃してしまい、悔しい思いをしていました。
でも、こんな状態では水没林とは言えませんね(水没林という呼称も、個人的には好きではありませんけど)。
全国ニュースでも西和賀町の雨量が出ていました。
「高齢者等避難」も雫石や花巻と共に発令されていました。
その対象は709世帯1686人。
西和賀町は2217世帯4930人(5月末現在)ですから、全世帯の32%、全人口の34%に当たります。
この割合って、かなり高い数字です。
今のところ町内は平穏のようです。 (7月16日)