西和賀日記325回「西和賀高10安打善戦」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

夏の高校野球岩手大会1回戦で西和賀が久慈と対戦し、3-5で敗れましたが、久慈を上回る10安打で善戦しました。

 

 

試合会場は盛岡市の新しい球場「きたぎんボールパーク」。

先月、巨人対ヤクルト戦がありました。

その場で、「西和賀」という単独校として出場を果たしたのです。

もう、それだけで僕は胸いっぱいになっておりました。

 

 

久慈との対戦は9時プレーボール!

スコアボードにどんな数字のドラマが待っているでしょうか。

 

 

西和賀のエースは2年生の髙下(こうげ)君。

この冬、通学バス(僕にとってはおでかけバス)で隣り合って野球の話をしました。

新1年生が入学前で、部員は8人しかいないというので「試合できないね」と言うと、彼は「金ヶ崎とかと連合するので」とこたえました。

豪雪の街の長い冬、体育館で練習しているそうです。

そんな話を聞いていたので、西和賀高単独での出場に胸いっぱいになったのです。

 

 

初回、エラーがらみで2失点。

 

 

3回、ヒット2本。

 

 

その裏、本塁打や三塁打で3失点。

 

 

5回、連打で2点を返しました。

髙下投手は最速136キロのストレートと変化球の組み合わせで4回からリズムに乗りました。

 

 

7回、三塁打の走者をスクイズで返し3点目。

ただ、1点は取ってもまだ2点差あります。

終盤だし、流れは西和賀だったので、「二死走者なし」としてしまったのはもったいなかった。

 

 

最終回、打撃好調の1番・髙橋潤君がチーム10本目の安打を放ちましたがゲームセット。

西和賀は初回のエラーによる失点が響きましたね。

サードの髙橋潤君は2失策ながら打撃で西和賀善戦の立役者になりました。

 

 

ピンチでは野手がマウンドに集まり、伝令を交えて話していました。

高校野球というと、とかく美談が飛び交って閉口するのですが、西和賀の活躍はホントに感動的でした。

実は、あしたの新聞より早く、試合の流れを詳細に書こうと思っていたのですが、1回裏の段階でボールペンのインクが切れてしまったのです。

記憶で書くと間違えますから、おおざっぱな報告になってしまいました。

 

 

町民の多くは「やっぱり1回戦」と思っているでしょう。

でも西和賀ナインの活躍は、町民としても胸を張っていい内容だったと、僕は声を大にして言いたいと思います。 (7月10日)