西和賀日記315回「畑の初物はキュウリ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

朝、家庭菜園に雑草が目立ったので草むしりをしました。

 

 

ちょっと目を離すと草がはびこりますね。

7時ごろマサルさんが来ました。

枝豆の苗を持ってきてくれたのです。

 

 

空いているところに植えました。

「湯あがり娘」という品種です。

昨夏、大野の呑み会で食べたことがあり、すごくうまい枝豆です。

男心をくすぐるいいネーミングですね。

 

 

「やっぱりキュウリだったな」

マサルさんが言いました。

苗を植えたころ、僕がカボチャだと言うと、マサルさんは「キュウリじゃねえか」と笑っていたのです。

 

 

プロの目は確かです。

カボチャもキュウリも花は黄色なんですよね。

実がなれば何かが分かると思っていたら、やはりキュウリだったのです。

「初モノは仏様にあげるんだ」とも言いました。

そうか、うれしがってかじりついているようではダメなんだなぁ…

 

 

夕方、その1本を収穫しました。

20センチくらいの食べごろです。

僕にとっては自分で育てた野菜の初収穫物です。

気仙沼の時はヨシエさんたちが全部やってくれて僕は食べるだけでしたから。

まずは、この空き家の古い住人だった故タミさんにお供えしました。

タミさんの笑顔をよく知っています。

空き家改修の時に、家の中に写真や老人施設での写真や園児たちからの誕生日を祝う手紙などがたくさん残されていたからです。

タミさんも耕していた畑に十数年ぶりに作物が実ったというわけです。

 

 

半分をもろきゅうにしました。

大野長期熟成みそで、おいしくいただきました。

 

 

半分はぬか床に沈めました。

あしたのおかずになります。

 

 

畑ではナスがふくらんできました。

 

 

ピーマンもいくつか見えています。

畑から目が離せない日々に入ってきたようです。 (6月28日)