西和賀日記299回「南本内岳へ花を見に」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

天気予報は良くなかったのですが、西和賀町の最高峰・南本内岳の花を見に行ってきました。

秋田県東成瀬村側の登山口からで、西和賀町からは車で1時間くらい。

 

 

雪渓を2か所越えて、4時間ほどで頂上(1492m最高地点から少し下がった1486m地点)に着きました。

猛烈な風とガスの中、何も見えません。

花を見ながらゆっくり下山するのが初めからの予定でした。

 

 

ハクサンチドリ(白山千鳥)がシャキッと伸びていて目立ちます。

 

 

サンカヨウ(山荷葉)は清楚なイメージですね。

花びらは濡れると透け透けになってオジサンはにんまりです。

 

 

シラネアオイ(白根葵)は咲き終わりのころでした。

 

 

ミヤマオダマキ(深山苧環)はどこに咲いても目立つ存在です。3輪しか見られませんでした。

 

 

キヌガサソウ(衣笠草)も数輪見ただけです。

 

 

沢水が流れ込む湿地帯ではリュウキンカ(立金花)が目立ちました。

「西和賀の高山植物102種」(西和賀エコミュージアム)には、大型の変種でエゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)が南本内岳に多く見られると書いてあります。

 

 

シナノキンバイ(信濃金梅)だと思います。

 

 

ツバメオモト(燕万年青)は、大きな葉っぱから花茎を伸ばして、控えめな花なのになぜか目を引かれます。

 

 

雪解けしたばかりなのかミズバショウ(水芭蕉)が一面に出ているところがありました。

 

 

イワカガミ(岩鏡)はいかにも高山植物といった風情で登山者を楽しませてくれます。

 

 

帰宅して、真昼温泉に向かう途中の農道から南に遠望した南本内岳。

あの、ニョキっと突き出たところが頂上部です。

今度登る時は好天の日にすれば、山の良さが倍加するというものです。

夜のニュースで、きょう東北地方の北部が梅雨入りしたことを知りました。 (6月11日)