西和賀日記242回「雪が消えて穴だらけ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

大陸から列島に黄砂が押し寄せています。

 

 

2枚の写真は湯田の山室橋から見た和賀川。

㊤晴れた日には水源の和賀岳が良く見える(4月2日撮影)

㊦晴れているけど黄砂で和賀岳がまったく見えない(本日撮影)

 

 

東幹線道から見る真昼岳もかすかな影になっておりました。

 

地面はすっかり雪が消えています。

 

 

田んぼや畑に目立つのが”穴”です。

畦畔にボコボコ開いています。

何のしわざなんでしょう。

 

 

去年、農作業を手伝っている時にソウさんが「ネズミ穴」の話をしていたのを思い出しました。

雪の下でネズミやモグラが活動して穴や溝を開けるので、春に水を入れる前に直さなければならないとのことでした。

 

 

びっくりするくらい、そこいらじゅうに穴と溝があります。

地面と雪が接する部分を移動した跡のようです。

田んぼを見回っていたマサルさんに会ったので聞いてみました。

草刈り機の振動でヘビが居つかなくなったらしく、ネズミが増えているようだといいます。

以前は草刈りをしていると逃げて行くヘビをよく見たのだそうです。

 

 

モグラも穴開けの名人ですね(高下岳で撮影)

雪の下なのでワシタカやフクロウたちに狙われる危険もありません。

開け放題ということなのでしょう。

食べ物を求めて必死に動いた跡とも言えますけど。

農家にとって田畑の穴は、毎年繰り返される自然界の迷惑行為ですね。

「トラクターに専用の機械をつけて畦畔を直すことから始めるのさ」

農村の春もいよいよ始まりです。

黄砂は、まさか農業に悪影響はないのでしょう。 (4月12日)