西和賀は今年になって初めて穏やかな一日となりました。
10日ぶりくらいの青空です。
雪の中で熱いコーヒーとシャレ込むか…
玄関を一歩出ればスノーハイキングの始まりです。
動物の足跡に誘われて森に入ります。
この丘陵、秋にキノコ探しに入った時に熊のタメ糞(ぐそ)があったところなんです。
熊も同じ場所に用を足すのでしょうか、狭い範囲に十数個の糞(ふん)がありました。
以来、僕はここを熊山(くまさん)と呼んでいます。
熊山のあたりに動物の足跡がありました。
ウサギかもしれませんけど、それにしてはデカい。
まさか、熊さんじゃなかんべな…
雪面をならして、さっそくコーヒータイムです。
聞こえるのは枝から落ちる雪の音だけ。
コーヒーの香りを消し去るような風も吹いておりません。
少し離れた梢に小さな鳥がせわしなく動いていました。
愛用のビクセン8倍双眼鏡でのぞくとヤマガラでした。
夫婦でしょうか、活発に鳴き合っています。
思わず「裏山鹿…」とつぶやきました。
流れる雲が太陽をかすめる時に彩雲になりました。
あちらでもこちらでも枝の雪がシャワーとなってきらめきます。
いつまでもじっとしていたい白い山のひとときでありました。
さらに小さな尾根が続いています。
自作のカンジキが実に歩きやすくて、自分でも驚くほどです。
3時間ほどの裏山ハイキングで、きょうもいい汗かきました。 (1月6日)