西和賀日記150回「青空に裏山コーヒー」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

西和賀は今年になって初めて穏やかな一日となりました。

 

 

10日ぶりくらいの青空です。

雪の中で熱いコーヒーとシャレ込むか…

 

 

玄関を一歩出ればスノーハイキングの始まりです。

 

 

動物の足跡に誘われて森に入ります。

 

 

この丘陵、秋にキノコ探しに入った時に熊のタメ糞(ぐそ)があったところなんです。

熊も同じ場所に用を足すのでしょうか、狭い範囲に十数個の糞(ふん)がありました。

以来、僕はここを熊山(くまさん)と呼んでいます。

 

 

熊山のあたりに動物の足跡がありました。

ウサギかもしれませんけど、それにしてはデカい。

まさか、熊さんじゃなかんべな…

 

 

雪面をならして、さっそくコーヒータイムです。

 

 

聞こえるのは枝から落ちる雪の音だけ。

コーヒーの香りを消し去るような風も吹いておりません。

少し離れた梢に小さな鳥がせわしなく動いていました。

 

 

愛用のビクセン8倍双眼鏡でのぞくとヤマガラでした。

夫婦でしょうか、活発に鳴き合っています。

思わず「裏山鹿…」とつぶやきました。

 

 

流れる雲が太陽をかすめる時に彩雲になりました。

あちらでもこちらでも枝の雪がシャワーとなってきらめきます。

いつまでもじっとしていたい白い山のひとときでありました。

 

 

さらに小さな尾根が続いています。

自作のカンジキが実に歩きやすくて、自分でも驚くほどです。

 

3時間ほどの裏山ハイキングで、きょうもいい汗かきました。 (1月6日)