気仙沼日記1285回「いぶりがっこ入れて」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

知人がポテトサラダに「いぶりがっこ」を入れると言うのです。

いぶりがっこがない時には、たくあんを入れたりするとも言うのです。

「それ、うまそうだね。やってみっか」

 

 

いぶりがっこと言えば秋田県。

発祥の地と言われる旧山内村(さんないむら)の農事組合法人・山内漬本舗加工組合(横手市山内)の「いぶり漬スライス」を買ってきました。

日曜日に真昼岳に登った帰りに、岩手県西和賀町のJR北上線ほっとゆだ駅前にある湯夢(ゆめ)プラザで、150グラム入り325円。

 

 

前時代の蒸し器が活躍します。

 

 

ジャガイモがおいしく蒸し上がります。

 

 

キュウリ(畑で採れた)、ロースハム、いぶりがっこを小さく切って…

 

 

ジャガイモをつぶして塩・コショウして、材料を混ぜ合わせます。

 

 

マヨネーズで仕上げ。

いぶりがっこ入りポテサラのでき上がり!

 

 

弾けるようないぶりがっこの食感が、いつもの平穏なポテサラに異彩を呼び込んでおります。

(いぶ)しの味と香りが、このポテサラのポテンシャルをぐ~んと引き揚げている感じです。

 

袋に説明がありました。

「囲炉裏がほとんどみられなくなった現在では、燻し専門の小屋で燻し、米ぬかに食塩、砂糖を加えた漬床でじっくり漬け込みたくあんに仕上げます」

横手は「かまくら」で知られていますが、山あいの山内あたりはさらに豪雪地帯です。

「燻す木の香りが大根に染み、普通のたくあんでは味わえないいぶりがっこ独特の風味があります」

 

大根の燻製ですからね。

そのままでもうまい!

雪国が生んだ奇跡の味覚であります。

 

 

野菜炒めにも入れてみました。

いろいろ試すと面白い食材です。

一番は、熱いごはんのおかずでしょうね。 (9月29日)