気仙沼日記1184回「橋野高炉跡を初見学」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

ゆうべは低気圧接近で大雨になりました。

8時過ぎに気仙沼に土砂災害警戒情報が出たとスマホが騒ぎました。

僕んちは崖の下なのでイヤな感じ。

1時間後、外の防災無線から「誤報でした」と謝りの放送がありました。


明けて6連休の初日、朝から快晴です。

こりゃあ、どっかに行かねばなるまいぞ。

人に会わない所を目指しました。




三陸道を走って大船渡の奥の赤坂峠を目指しました。

五葉山の登山口です。

ところが立っていられないほどの強風です。

駐車した車が風でぐらぐら揺れました。

どっか別の所に行くべし…即決です。


三陸道をさらに北上し釜石北インターから橋野高炉跡を目指しました。




世界文化遺産の「現存する日本最古の洋式高炉跡」です。


客は僕ひとりだったからか歓待されました。

まずインフォメーションセンターでビデオ鑑賞。

勧められて見学ガイドもお願いすることになりました(ガイド料500円)




山奥の沢沿いに、一見ストーンヘンジを思わせる遺構がありました。




釜石観光ガイド会の三浦さんという、テレビなどでも知られているという地元ガイドが一対一で説明してくれました。

詳しくて具体的で明快で面白くて、「明治日本の産業革命遺産」の息吹きを存分に吸い込むことができました。




高炉は鉱石から鉄を取り出す設備です。

前に釜石の「鉄の歴史館」の時に書いたことですが、僕の最初の就職先が鉄鋼業界新聞でした。

40年以上も経って、鉄の原点を見ることになり、感激ひとしおでした。


ガイドさんと一緒でなかったなら、これほどの感激はなかっただろうな…と思います。


大風で目的変更した先で、いい時間を過ごすことができました。 (4月30日)