ガラ系の携帯電話を愛用していましたが、1週間前にスマホに替えました。
なぜスマホを避けていたかというと、東京で目にしていた光景が理由です。
中央線で都心に通勤していました。
電車の中の、ほとんどの人がスマホをのぞきこんでいるのです。
座席に横並びの客たちの全員がスマホをいじっているのです。
それは、僕には、サルの群れに見えました。
指の動きが何か卑猥なことをしているように感じました。
「オレこれ以上、落ちたくねぇからな…。サルにはなりたくねぇからな…」
毎日、口の中で苦虫をかみつぶしながらの通勤でした。
ドコモの携帯電話は8年くらい使っていました。
電話とメールの機能しか使っていませんでした。
スマホに替えるために、気仙沼のドコモでデータを移動してもらったら、赤ちゃんのカラの写真がありました。
2014年10月1日の撮影。
唐桑半島からもらってきた翌日です。
あどけないですね。
今じゃ、こんなですかんね…
身の周りのデジタル化は、もう抵抗できない状況まできていると気付いたのです。
国はデジタル省をつくるし、サルだ卑猥だと言っている自分が化石人間になってしまっていることに気付いたのです。
iPhone11という機種にしました。
何も知らずに決めたのですが、周囲の人たちには「シノさん、どうしちゃったの、そんなすごい機種で…」と驚かれたり冷やかされたり。
ラインって便利ですね。
カメラ機能もすごいんですね。
いつものカメラは、もう出番なしかもしれません。
少しずつ慣れて、現代人に近付こうと化石オジサンは心を入れ替えた…ということであります。 (10月12日)