高い山に登るとホシガラス(星烏)という鳥に出会えることがあります。
この週末に岩手山で、この愛らしい美人ガラスに会いました。
岩手山の9合目付近です。
ハイマツ帯があると、たいてい見ることができます。
カラスの仲間ですが、白いまだら模様があるのが特徴です。
大きなくちばしでハイマツなどの実(種)を運んできて食べています。
登山者がいても、ちっとも気にせず、低空で飛んでいます。
ドレスの模様にしてもいいくらいの装いですね。
声は「ガァーガァー」、カラス族なんだなぁと分かります。
山歩きを始めた20歳のころ、「ホシガラスが低い標高にいたら天気が崩れる」と誰かに聞いたのを覚えています。
それ以来、ホシガラスは山における僕の友だち(メスなら彼女?)なんであります。
「久しぶりだねホシガラス、いっぱい食ってるね」
「オレはおめえになんか会ったことねえぞ」
「なんだオスか」
「人間と違ってオスもメスもおんなじ格好してっからな」
ホシガラスとは、ホントに会話できそうな気がするから不思議です。
山の上だけの話ですけど。 (9月1日)