十数年ぶりで、映画館に行って映画を観ました。
「Fukushima50(フクシマ・フィフティ)」(若松節朗監督)です。
福島第一原発事故の時に、現場に残って格納容器爆発という最悪の事態を防いだ男たちを描いた作品です。
イオンシネマ石巻は初めてです。
月曜日なので料金は1100円。
新型コロナウイルス感染予防のため1席ずつ空けてチケット販売しておりました。
もっとも、広い劇場に客はパラパラでした。
のっけから事故の模様が続き、緊迫と阿鼻叫喚、勇気と団結のシーンが展開されていきました。
主演は佐藤浩市と渡辺謙。
どちらも存在感がありました。
原作は門田隆将(かどた・りゅうしょう)の「死の淵を見た男」(2012年)です。
東京の図書館で借りて読んだはずですが、記憶が希薄になっていました。
映画になったというので、最近、福島に行った際に文庫版(書店にどっさりと並んでいました)を買ったのです。
読んだところ、これは映画も見なきゃならんな…と思った次第。
放射線量が高まる建屋に突入する人を決めるシーンあたりから涙が止まらなくなりました。
折あしくハンカチを忘れました。
ハンカチ替わりのマスクがぐしょぐしょになりました。 (3月16日)