気仙沼日記815回「秋色の八瀬にて」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

台風19号は東日本に大災害をもたらしましたね。

洪水被災地の復旧はまだまだ時間がかかりそうで、胸が痛みます。


気仙沼の八瀬(やっせ)は、周囲の山が守ってくれたからでしょうか、大きな被害はなかったようです。

八瀬にはほぼ毎週行きます。

 (写真は10月19日に撮影)




稲刈時期に来襲した台風でしたが、稲は大丈夫だったようです。


   風来や黄金色なる里に居り  竹山静男




山里には柿が似合います。


  柿食ふや命あまさず生きよの語  石田波郷





 芒(ススキ)を下から見上げると、天頂にはハロ(太陽の光の輪)が浮かび、穂も光輪になって輝きました。


  花芒はらりと解けし如くなり  星野立子  






道端の無花果(イチジク)の実がふくらんでいました。


  無花果のあまた生(な)れるに誰もゐず  永田耕衣



そこいらじゅうに「秋」がある今は、一年でも一番気持ちのいい時期です。

とりわけ、山深い八瀬のようなところでは。 (10月23日)