気仙沼日記627回「陣山からの見晴らし」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

当ブログ第623回で書いた気仙沼市の復興祈念公園の予定地、陣山(じんやま)に登ってきました。






山といっても、歩いてすぐの、大昔の断崖の上です。

生い茂っていた木が伐採されました。

昭和の中ごろまで、はげ山で、このあたりの子供たちの遊び場だったそうです。






陣山のてっぺんです。






北の鹿折(ししおり)地区が見渡せます。

白いアパート群は市営鹿折住宅(災害公営住宅)です。

その左の方に、津波とともに街をなぎ倒した大型漁船が打ち上げられておりました。




気仙沼湾がすっかり見渡せます。

右端に気仙沼魚市場が見えています。

左手前は湾奥の「コの字」岸壁。






かつての繁華街、南町や魚町も眼下です。

こうして見ると、復興祈念公園の位置としてふさわしい場所なのだろうな、と感じます。




コの字岸壁から見た陣山。

公園は気仙沼の新名所になるでしょう。


ところで、近所の人の話では、陣山には4頭のカモシカが棲んでおりました。

木を切られてしまって住み家を追われ、少し下の森に身を隠しています。





角もたくましい親分格の陣太が「まったく人間はしょうがねえっちゃ」となげくので…

「人間と仲良くやれば、あんたらも気仙沼の立派な観光大使だぞ」と言ってやりました。


なお、陣山は伐採工事中につき一般の立ち入りは禁止となっております。 (10月18日)