8月1日で、気仙沼に移住して丸4年が経ちました。
親しくなった地元の人たちに支えられて、なんとか生きております。
職を転々としながら食いつなぎ、自分なりに生活を楽しんでおります。
よく「被災地の復興支援ですか」と聞かれますが、そういうことではなくて、自分がどこでどう生きるかという、単純な理由によって、嫌いな都会から逃げて来たというのが正直なところです。
糸の切れた凧、根なし草…そんな感じです。
「自由人だね」と言われますが、そんなカッコいいものではありません。
霧の中でびくびくしながら先の様子をうかがっている…といったような、何ともカッコ悪い人生ですな。
根なし草のことをフランス語でデラシネといいますが、僕の場合は「だらしねえデラシネ」です。
栃木の方言で「でれすけ」と言います。
兎にも角にも、僕にとっての気仙沼の5年目が始まりました。
秋までは、カツオの水揚げ作業に精を出そうと思います。 (8月5日)