気仙沼日記604回「気仙沼移住して丸4年」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

8月1日で、気仙沼に移住して丸4年が経ちました。

親しくなった地元の人たちに支えられて、なんとか生きております。

職を転々としながら食いつなぎ、自分なりに生活を楽しんでおります。


よく「被災地の復興支援ですか」と聞かれますが、そういうことではなくて、自分がどこでどう生きるかという、単純な理由によって、嫌いな都会から逃げて来たというのが正直なところです。





糸の切れた凧、根なし草…そんな感じです。

「自由人だね」と言われますが、そんなカッコいいものではありません。

霧の中でびくびくしながら先の様子をうかがっている…といったような、何ともカッコ悪い人生ですな。


根なし草のことをフランス語でデラシネといいますが、僕の場合は「だらしねえデラシネ」です。

栃木の方言で「でれすけ」と言います。


兎にも角にも、僕にとっての気仙沼の5年目が始まりました。

秋までは、カツオの水揚げ作業に精を出そうと思います。 (8月5日)