気仙沼日記590回「気仙沼魚市場で働く」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

6月1日から気仙沼魚市場で漁協の臨時職員として働いています(時給900円)。







気仙沼港に入港するカツオ一本釣り船の水揚げ作業が主な仕事です。

一隻につき10人くらいの選別担当とフォークリフト担当でひとつの班をつくっています。

写真は5月に撮影した水揚げの様子で、僕はこの班の一員になりました。





魚市場で働く人の必需品「のんこ」です。

「かぎ」とも言います。

魚を持ち上げたり移動したり、万丈籠(ばんじょうかご)を引っ張ったり、いろいろに使う万能の道具です。

移住した4年前、魚市場に見学に通い、全漁連の人に「のんこ」のことを教わって、いたく感激したことがあるのですが、自分でもついに「のんこ」を使う仕事に就いたというわけです(約2500円)。





夏のカツオ水揚げが仕事ですが、今のところ一本釣り船はトンボ(ビンチョウマグロ)やダルマ(メバチマグロ)を獲っているようです。


朝3時に起きて4時に出勤し、10時ごろには終了するのが基本パターンです。

ただ、船の入港状況によっては昼過ぎまでかかる時もあります。


魚の顔を見ながら仕事をしようと考えていたし、班の人たち(全員が元船乗り)がみんなド素人の僕にやさしくしてくれるので、毎日楽しく汗を流しています。


3年連続でカツオの不漁が続きましたが、今年はどうなるでしょう。

気仙沼港では「22年連続生鮮カツオ水揚げ日本一」を目指しています。 (6月19日)