気仙沼日記516回「大川河口の無残な姿」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

震災復興工事が進む気仙沼。

遠い関東方面の人たちは、どのようにイメージしているでしょう。





気仙沼で一番大きな川、大川(おおかわ)の河口付近の最近の光景です。

震災後に造られた防潮堤が壁のようになって連なっております。






大川の、少なくとも河口付近は、もう川ではありません。

巨大な用水路と化しております。

これは復興ではなく破壊です。








このような現実を受け入れることができる人が、果たしているのでしょうか。


2011年の大津波によって、防潮堤は人の生命や財産を守れないことが明らかになったにもかかわらず、このような愚策を膨大な税金を投入して進めている…というのが現実です。





これは三陸自動車道の大川河口付近の橋脚工事です。

三陸沿岸に有益な工事です。

このあたりは、まったく「陸の孤島」ですから。


未来を寸断してしまうものと未来につながるもの…。

震災復興の実態を、被災地以外の人たちにも考えてほしいと思っております。 (11月24日)