気仙沼日記347回「メカなめろう」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼は冬もうまいですね。





カキは生でもフライでもうまい。

この日のカキフライは、とても大きい粒でありました。


メカジキは気仙沼港水揚げの中でも傑出した存在だと思います。

新鮮だから刺身が最高ですが、焼いても味が引き立ちます。


仮設商店なのに、行きつけの「鮮味定食」ではいろいろ工夫してくれます。




狭い厨房で包丁の軽快な音を響かせていたと思ったら、メカジキのなめろうでした。

メカの脂に、みそとねぎがうまくからんで、熱燗のアテにぴったりな一品でありました。


余談ですけど、気仙沼でもメカジキのことを間違って「メカジキマグロ」と言う人がいます。

メカジキはメカジキ科、マグロはサバ科ですから、まったく違う魚です。


スーパーでも、気仙沼駅前のモニュメントにも「メカジキマグロ」とあるのは、ちょっと困るなあ…と、いつも思っています。

以前、地元の人に「メカジキはマグロと違いますよ」と言ったら、その人、元漁師だからか烈火のごとく怒って「メカジキマグロはメカジキマグロだっちゃ」と僕をにらみつけました。


それ以来、地元の人が「メカジキマグロ」と口にしても僕は否定しないように心がけるようになりました。

もっとも、メカジキにマグロをくっつけて呼ぶのは商売用語なんですよね。  (12月10日)