気仙沼漁港では今、サンマ船の艤装(ぎそう)作業が盛んに行われています。
これは富山県魚津市の119トンのサンマ船。
社長や船長から乗組員まで、総出で魚灯の取り付け作業中です。
この船はすべてLED光源に切り替えたそうです。
社長は「電気代は10分の1。魚の集まりもいいし寿命も長い」とLEDの効果を語っておりました。
これがLED(Light Emitting Diode)です。発光ダイオードですね。
昔はサンマ漁といえば白熱灯でした。
ハロゲン灯、メタルハライド灯(放電灯)と進化して、今はLEDが主流になっています。
今も白熱灯は使われています。
LEDを併用装備している船もあります。
このような併装も多く見られます。
陸前高田市の小型サンマ船のオーナーは「白熱灯は浅い群れに効くし、LEDは深い群れに効く。併用すれば浅いのも深いのも集まるよ」と言っておりました。
艤装を終えた大型サンマ船が8月の出漁を待っています。
背景は気仙沼魚市場。
去年はサンマ大不漁でしたが、今年はどうでしょう。
船の安全と豊漁を祈りたいと思います。 (7月20日)