気仙沼日記266回「サンマ船の艤装」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼漁港では今、サンマ船の艤装(ぎそう)作業が盛んに行われています。






これは富山県魚津市の119トンのサンマ船。

社長や船長から乗組員まで、総出で魚灯の取り付け作業中です。


この船はすべてLED光源に切り替えたそうです。

社長は「電気代は10分の1。魚の集まりもいいし寿命も長い」とLEDの効果を語っておりました。




これがLED(Light Emitting Diode)です。発光ダイオードですね。


昔はサンマ漁といえば白熱灯でした。

ハロゲン灯、メタルハライド灯(放電灯)と進化して、今はLEDが主流になっています。





今も白熱灯は使われています。

LEDを併用装備している船もあります。





このような併装も多く見られます。

陸前高田市の小型サンマ船のオーナーは「白熱灯は浅い群れに効くし、LEDは深い群れに効く。併用すれば浅いのも深いのも集まるよ」と言っておりました。





艤装を終えた大型サンマ船が8月の出漁を待っています。


背景は気仙沼魚市場。

去年はサンマ大不漁でしたが、今年はどうでしょう。


船の安全と豊漁を祈りたいと思います。 (7月20日)