気仙沼日記180回「千厩を散策」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼から西に向かうとすぐに岩手県一関市になります。

一関市街地と気仙沼の中間に、千厩(せんまや)という町があります。


気仙沼日記第173回に書いたそば屋さんは、車で行くしかないような辺鄙な場所にありますが、岩手県交通の路線バスが通っているので、利用してみました。




気仙沼からJR大船渡線で30分ほどで千厩駅に着きます。




駅前のバス停から花泉行に乗りました。

一関市藤沢町砂子田というところの「高田」というバス停で下車し、徒歩3分の俚楽(りらく)でそばをいただきました。






塩釜の地酒を熱燗で添えました。

もちろん、「そばと日本酒」がお目当てだったのです。





帰りは花泉発千厩行のバスに乗りました。

バス停のまわりには何もない、のどかなところです。

千厩の街に戻り、千厩川のほとりで下車しました。





ここから室根山(むろねさん)がよく見えるんです。

気仙沼からも山の上半身がよく見える山です。





写真を撮った場所は、魔王橋という橋でした。

近くに魔王という地名があり、バス停もあります。

すごい名前ですね。





千厩の旧道です。

国道284号線がバイパスのような形になっているので、よほど用事がなければ通らない街角です。




駅に向かって歩くと、千厩の名所「夫婦石」が街道沿いにあります。

古代の浸食によってできた花崗岩の奇岩で、男と女を象徴しているとのこと。

子宝祈願の神社もあります。




1時間ほどの千厩散策を終えて、再び大船渡線で気仙沼に戻りました。


うまいそばを味わい、知らない街をひとりで歩く小さな旅でした。 (3月5日)