気仙沼日記 「いちじく煮」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼市街地の西には低い山が列をなし、その谷筋に水梨子(みずなし)という地区があります。


山間地に棚田が連なる奥の方の農家Sさん宅でお茶した際に、庭のいちじくを摘んで行けというので、熟した実をいただいてきました。




大きないちじくの木に実が鈴なりでした。

実はピンポン玉くらいの大きさでした。


栃木の子供時代、いちじくもおやつでした。

僕の記憶では、実はビワくらいの大きさで、熟して先端が割れたのを生でかじったものです。


それに比べると、実が小さいので、種類が違うのかもしれません。


Sさん宅でも、砂糖で煮たいちじくをおいしくいただきましたので、作り方を教わって、帰宅してから、鍋で煮てみました。




砂糖と、しょうゆをほんの数滴たらして、コトコトと1時間ほども煮たでしょうか。


いいアメ色になって、なかなかうまいいちじくの佃煮ができました。


気仙沼では皆さん、いちじくの佃煮を普通に作っているようです。

Sさん宅に一緒に行ったナカタさんも、帰ってすぐに台所に立ったそうですし、横丁の弘美ちゃんも紫市場の坂本さんも作り方をよく知っていて、「いちじくから水がでるから」「赤ワインで煮てもおいしいっちゃ」などと、すぐに反応しました。


いちじくは生で食べるものと思っておりましたが、煮てもおいしいものですね。 (10月4日)