気仙沼日記 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

 行きつけの復興屋台村気仙沼横丁「鮮味定食」に行ったら、新鮮なタラを2本もらって、いま捌くのに悪戦苦闘中なのよ、とママがうろたえていたのであります。刺身でも食えるというので、オレ、刺身のタラ食ったことないかもね…というわけで、タラの刺身をいただけることになったのでありました。


 


 カウンターの隣席の知り合いと一緒にいただきました。こりこり感があって、ほのかな甘味があって、臭みがまったくなくて、新鮮なタラの本性を味わった感じでありました。このあと、湯に通したタラ、片栗粉をまぶして揚げたタラ、塩ゆでした腹の身と肝、いろいろタラづくしを味わいました。

 こんな風に書くと、なんだか日常の居酒屋風景みたいですけれど、タラのコース料理をいただいたわけで、都会の料亭なんかだったら、結構なお値段になるのでしょうけど、ここ気仙沼では、「魚が入ったから出してみるっちゃ」といったノリで、なんと飲んだ酒の分とお通し相当分しか料金を取らないんですぜ。営業時間外で、のれんをしまった後で、常連客で…と、いろんな条件があるにはあるんですけど、こんな都会ばなれした気仙沼が僕は気に入っているんです。 (3月1日)