気仙沼日記 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

 第3回あざらグランプリが2月22日、気仙沼市田中前のさかなの駅で開催されました。2月8日に、気仙沼の郷土料理「あざら」のことを書いたとおり、僕はその土地の味にめっぽう興味がありまして、さっそく行ってきました。

 市内の13人が自家製のあざらを出品。客が味見をして、使った割り箸で投票する仕組み。開始前には100人以上が並ぶ長蛇の列となりました。さかなの駅の人は「こんなに人が並んだのは初めて」とびっくりしていました。


 


 小分けしてくれたあざらを試食していきます。

 あざらは、白菜の古漬けを塩抜きし、魚(メヌケやキチジ)のアラと酒粕で煮込んだもので、みそを加えたものもありました。

 「うまい」というような食べ物ではありませんが、気仙沼にしかない、という意味での希少価値があります。僕も全部試食しました。慣れれば、日本酒には合うし、人によってはこれでご飯を何杯も食べる人がいるといいます。

 試食し投票してから、すぐ次の場所に移動してしまったので、結果は本日付の三陸新報で知りました。グランプリは松崎猫渕の74歳の主婦のあざらだったそうです。

 家によって味が違う…という点でも、我が郷土・栃木県の「しもつかれ」とそっくりです。あざらとしもつかれと、どっちがうまいかって? そりゃ、しもつかれに決まってっぺな。次の機会に、しもつかれのことを書こうと思います。(2月24日)