「七月大歌舞伎」昼の部、市川中車の宙乗りに澤瀉屋の覚悟を見ました | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

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2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

今朝の横浜の空、昨日に続いて青空にシルクのような美しい雲が漂っています。気持ちの良い夏空。しかし、朝から暑い。

さて昨日は午前中にJRで都内へ向かいました。11時開演の歌舞伎座「七月大歌舞伎」昼の部の観劇です。演目は「菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」、市川中車が父親の3代目猿之助が復活した演目を32年ぶりに演じました。四世鶴屋南北作、不義士である斧(大野)九郎兵衛・定九郎父子が実は忠臣だったという「仮名手本」パロデイの傑作で、錆刀、縞の財布、二つ玉などほとんどの幕に「仮名手本」の趣向を効かせる面白さがある、と言われています。

三幕の幕間に計50分の休憩を挟んでの合計4時間、コロナ禍以来久しぶりの長尺物を堪能しました。なんと言っても大詰めの市川中車初の宙乗り、斧定九郎が高野師直の落とし子直助との対決場面で大凧に乗りました。私はいつものように3階席で引っ込むところ直前でその表情を見ましたが、なんともすごい形相でした。昨日は朝のニュースで猿之助が再逮捕との報がありましたが、それも頭にあったのか、中車の表情に澤瀉屋を背負う覚悟を見たのでした。

午後3時に終演後、急いで地下鉄で向かった先はMスポーツセンター。着替えて軽くストレッチしてから、17台フル稼働しているトレッドミルでランニング開始。30分間2セット、合計1時間で11.4km走りました。シャワーを浴びて爽やかな気持ちで帰宅の途に着きました。