イワナとタケノコ、二刀流は不発 | 作爺の部屋

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昔、山里の暮しでは野良仕事の道具や身の回りのものは自分で作ったり、直したりしてきたようです。
今流に云うとそうしたDIYや外遊びが大好きです。

漸く気温も上り暑さ感じられるこの頃です。

 

今や釣友と成りあがったダッチさんからの連絡で、足慣らしに何処かへ行こうと誘いがありました。

 

例年イワナ釣りにはまだ一ケ月は早いのですが、毎年行っている黒姫のタケノコが今年は材木搬出で入山できない事情もあって、早々の渓流解禁となりました。

 

 

因みに遊漁証は熟慮の結果、万一の事があってはイカンと・・

フィッシュパスをチョイス。

 

今回軽く足慣らしで行く渓流は、若い時に一回だけ入ったことがあるところですが、その時の釣果は全くダメでその後一度も行っていません。

 

7時30分入渓して直ぐ釣り上がる。

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此の沢はタケノコとりが使うルートなので、あちこちの岩にスパイクで付けた跡があります。

そう、登山道や杣道があるのは稀で、山菜とりや猟師は川伝いに山に分け入るのです。

 

なのでタケノコの盛期に釣りに来ても話になりませんが、もうその時季は終わったのでイワナと奥手のタケノコの二股狙い。

 

普段、山菜採りに出かけても1つだけしか採りません。

そもそも場所や時季が山菜によって異なり、効率が悪いからです。

 

 

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やはりイワナの毛鉤釣りにはまだ早いのか、魚の出はさっぱりです。

ここ一週間は雨も降っていないし、釣り人の足跡あれば分かるがそれもない。

全く走らない。やっぱり、ここは魚が居ないのか?

 

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昔し、山の師匠が云っていた「水が太いうちはイワナもよう食いつかん」と。

これはまだ雪解け水が流れ込んでいる時季は活性が低いと云うことか。

 

陽が高くなって来たころから、ポツポツ出始める。

 

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渓流沿いの竹やぶを見ながらの釣りなので集中できないと云うか忙しい。

タケノコはほとんどが腰位まで伸びているが、たまに小さいのを見つけてはポキポキ。

 

 

ダッチさん曰く、タケノコ、イワナ、赤いテンカラ竿のコラボだそうです。

ん~。映えるか?

 

 
 
 

いつもの渓ラーセットで昼めし。

 

 

昼過ぎにはやはり水量が少し増えて来た。

この時期は朝、渡渉して来た本流で午後は雪解けで水量が多くなり、帰りは渡れなくなることがあるので注意しなければなりません。

 

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午後1時、この辺で諦め、納竿、納袋。

 

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イワナ10尾にタケノコ10キロを目論んでいたのだが・・・
結果はイワナ3尾にタケノコ数十本の貧果でありました。
ダッチさんもイワナ3尾にタケノコなぜか1本。
 
それぞれの時期を外してはこんなものです。
 
 
このまま来た沢を戻るのも面白くないので、発電所へ通じる杣道が確かあったはずなので踏み跡を辿って行くことに。

 

ところがこれが失敗。

遠回りの上、アップダウンの連続で2時間以上も掛かってやった車止めにたどり着きました。

来た沢を戻ったほうがよっぽど楽で速かった。

 

 

登り坂をヒーヒー喘ぐ、ダッチさん。

 

軽く足慣らしのハズだったと思いますが・・

もうレットゾーン全開で最後は焼き付きを起こしていました。

ところで慣らした後は何処へ行くつもりなのか?聞きそびれた。

 

 

家に帰って3時半過ぎ、陽はまだ長いので一休みしたあと、途中までやり残しの田んぼがあるので夕暮れまで草刈りをしました。

 

 

 

山の恵みを頂きながらの晩酌は疲れた身体に染みわたります。

 

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過去に偶然イイ想いをしたこともありましたが、

二頭追う者一頭も得ず・・なんて云います。

最初からそれを狙ってもダメって事ですね。

 

 

 

それでは。