また、ナガサに手を出してしまった | 作爺の部屋

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昔、山里の暮しでは野良仕事の道具や身の回りのものは自分で作ったり、直したりしてきたようです。
今流に云うとそうしたDIYや外遊びが大好きです。

今年の冬は雪が少なくて大変楽に過ごしています。

 

例年なら2メートはあろうかと云う時期ですが、今のところ30~40センチくらいか。

来週、寒波が来るらしいがどうなることやら。

 

寒いのは嫌いなので、冬になったら籠って鉈鞘の工作でもやろうと思っていたが、どうも気が向かず取り掛かれずにいます。

 

 

実は昨年の夏、東北を廻ったときに立ち寄った北秋田の鍛冶屋さんでまた、ナガサを衝動買いしてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

何処の鍛冶屋さんも一本一本手作りなので、お客の要望でどんな形でも作って貰えるのでしょうが、長い経験やその地域柄などから、この形や機能に至っている訳だと思います。

 

私しが思うに素人がオリジナルとして、何とかを注文を付けて作って貰うべきではないと思います。

 

自分だけの特注品だとしてその時は満足していても、そのうち飽きて来てしまうことでしょう。

 

 

よく整頓された仕事場は居心地も良さそう。

 

ナガサではサイズ、鋼の種類、裏表の仕上げ方、口金などをお客の要望で選べるようです。

 

主の話では、柄を作ってるところが廃業してしまって、大変困っているご様子。

もう柄の在庫は1個しか無く、現在は注文も断っているとの事でした。

 

見るだけであまり買う気はなかったんですが、展示場でイタヤ柄の握り感触も良く、最後の一つと云う話に心が揺さぶられました。

 

結局、鋼はV3で表打ち放し、裏磨きで7寸を1っ本打って貰うことでお願いして来ました。

 

 

3週間ほどで届きました。

半年ほど経ちますが、まだ持ち出しすらしていません。

 

 

 

鞘の新タイプの止め具を構想中ですが、良い案が浮かばず着手できずにいます。

 

 

 

 

マニアやコレクターなどには到底成れませんし、云われたくもないと思っているのですが・・・ウインク

 

 

 

こちらはたまに行く、三条の刃物問屋さん。

 

 

 

観ているだけでゾクゾクして来ます。

 

凝った格好いいスタイルは余り好みじゃないし、値段もお高いと自分に云い聞かせ。

 

こうした野蛮なモノには、もう絶対手を出しません。(宣誓)💦

 

 

 

 

 

それでは。