雨の日の山歩きで使ったナガサがそのまま、ほったらかしいになっていたので研ぎました。
砥石はこれまではキングの#1000を使っていたが、このところシャプトンの「刃の黒幕」を使っている。
如何にもって感じのネーミング。
値段も倍くらいするセラニック砥石だけあって、減りも少なく刃が付くのも早いようだ。
でも研いでいる音とかどうも感触がしっくり来ない気もする。
同じ#1000でも少し粗い感じがするけど、これ以上の細かな仕上げ砥石は使っていません。
完全にカエシが出たことを指の腹で確認しながらシノギ部分を研いでから、裏側のバリを落とす程度に研げば、間違い無く刃が付く。
紙とかの試し切りなんかは無用です。
研ぎ方を上手く表現はできないが仕上がりは、刃付けはアールの部分から切っ先のほうは鋭角に、それ以外は鈍角気味になるようにしています。
そう言えば昔し、刃を自分の方に向けて刃先を左手で押さえて研いでいたとき、添えてる手が滑って人差し指と中指を深く切ってしまったことがあった。
緊急外来に駆け込んだら、医者曰く、縫えば直りが早いがどうする?ようなことを聞くので4、5針縫って貰ったことを思い出した。
それ以来、砥石はグラつかないようにしっかりセットして、ゆっくり研ぐように心掛けています。
ついでに5寸物も研ぎました。
実はコレ、ホムセンにあったキャンプ用的な全鋼の剣ナタの安物。
元々はプラスチックの柄だったが、木柄に変えた。
また、サンダーに刃物用ディスクつけて裏側を鋤いてある。
切れるし、研ぎ易いしお気に入りです。
小ぶりなんで首からタスキ掛けのように脇の下に携えて、ベストを上から着れば竹藪でも邪魔にならずで具合いがイイ。
悲しいかな、貧乏人が山で何のためらいもなくガンガン使うには、安物であることが第一条件。正にそれに適った一品です。
1本目は川で紛失したが、鞘だけ残っていたので、2代目をまた買って同じ加工をしている。
残念ながら最近はもう売られていないようだ。
やりたくはなかったがストッパー機能優先で柄の部分をいじめています。
今年、作った右の6寸の鞘も1年使って、イイ風合い?になって来ました。
ただ、薄汚れただけって感もある。