こんばんは、好浦友佳子です。
今夜のテーマは
【頚椎ヘルニアでヨガをしても大丈夫か検証】
と言うことで、非常に非常にマニアックな話をします。
通常、解剖学コースの授業でしか話さないようなことです。
有料級の内容ということを頭の片隅に置いておいてもらえると有難い。
ではまず、これをご覧ください▼
これは頚椎ヘルニアのMRI画像です。
どの部分がヘルニアかと言うと、頚椎の３〜７番までの間の
４ヶ所にヘルニアが出ています。
赤い丸をつけた部分です▼
これはある生徒の実際の頚椎ヘルニアの画像です。
頚椎ヘルニアは、頚椎の構造上
３〜７番頚椎の下、全部で５ヶ所にしかできないものです。
そのうち４ヶ所全てにヘルニアができていると言う
どちらかと言うとレアなケースです。
中枢神経の断面写真でも、明らかにヘルニアに
神経が圧迫されている箇所が見られました。
この人は、ヨガ歴１１年目で、バンバン首に負担がかかるような
ヘッドスタンドやショルダースタンドもしています。
シヴァナンダヨガのヘッドスタンド５分間キープもへっちゃらです。
が、本人には全く典型的なヘルニアの症状がありません。
ヘルニアになったことがある人なら分かるかもしれませんが
ヘルニアになると鋭い痛みや、痺れがでるものです。
私も腰椎のヘルニアになったことがあるので経験しています。
が、それが一切ないのです。不思議ではありませんか？
慢性的な首のコリはあるそうですが、せいぜいその程度です。
ナゼなのでしょうか？
ここからは、ワタクシ、好浦友佳子の超個人的視点での推測で、
なんのエビデンスもない、完全に推測の域を出ない話になりますが
そこはご理解していただいた上で読み進めていただきたい。
そもそも椎間板ヘルニアとは、椎間板が本来あるべき場所から
飛び出して移動してしまったことを言います。
人間の生命維持に欠かせない中枢神経を、その移動してしまった椎間板が
圧迫して痛みや痺れを引き起こしている。
と言うのが現代医学の定説となっていますが...............
私は、そこに一石を投じたいのだ！
だ〜って、そもそも椎間板って、水分に富んだ非常に柔らかい
弾力のあるものだとされています。
(↑ハッキリ断言できないのが非常に辛い、
ナゼなら解剖の時にこの目で椎間板を観察して来なかったからだ)
そんな弾力のある柔らかいものが、
中枢神経の通っている部分にはみ出たからと言って
鋭い痛みや痺れを起こすほど、鋭利に神経に刺激を与えたりするのだろうか？
圧迫されることはあっても、どのみち柔らかいクッションなのだから
それほど影響を及ぼすなんて考えられないんだけどな.........
でも、世間の人々は、医者も含めて
私はヘルニアだから！ あの人はヘルニアがあるから！
って、凄い大げさにデリケートに扱おうとする。
けれども、今日ご紹介したヘルニアの生徒は
気にせず何だってチャレンジするし
ヘルニアの典型的な痛みも痺れもない。
頚椎のほとんど全部にヘルニアが出ているにも関わらず。
もちろん、無理は禁物だけれど
一概にヘルニアだからこれはダメ、あれはダメと決めつけて
本人の体の可能性を奪うことはあってはならないのではないだろうか？
と私は思うのです。
ヘルニアがあっても、本人が楽しくヨガに取り組んでいることが大事だし
チャレンジしたいのであれば、どんどんチャレンジすればいい。
頚椎ヘルニアでも、シヴァナンダヨガのヘッドスタンド５分間キープも
へっちゃらなんだったら、やればいいじゃないか。
物事を大きくしすぎないこと。
今の事実を冷静に分析すること。
チャレンジの目を摘まないことが、私たち指導者には大切なんじゃないかと思います。
と言うことで、今日のまとめ！
【頚椎ヘルニアでヨガをしても大丈夫か検証】の答えは、
気にせず本人がやりたいなら好きにやればいい
ヘルニアだからと言って、それが痛みや痺れの原因になるかどうかは
甚だ疑問だ！！
と言う話でした。
最後に、明かしておくと
あの頚椎ヘルニアの画像の生徒は、誰でもない私自身です。
ワタクシ、好浦友佳子がこの１月に撮影したMRIの画像です。
私は２０代の若い頃、ヨガを始める前は
ひどい首の痛みで吐き気をもよおしたり
腕に神経痛のような痛みがあったけれども
ヨガを始めてからそれらの辛さは無くなりました。
今は、首の凝りが感じられる程度です。
典型的な痛みや痺れがない、
この私のほとんど全部発症のレアな頚椎ヘルニアの症例に
医者もリハビリの先生方も頭を傾けていることは、言うまでもない(笑)
時に医学は簡単に覆るもの。
ざま〜見ろ。
てね 
